フェンシング江村美咲、サーブル日本勢初の金「本当に夢みたいな気持ち」(スポーツ報知)

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出典元:スポーツ報知

◆フェンシング 世界選手権 ▽第6日(20日、カイロ)

 女子サーブル個人で江村美咲(23)=立飛ホールディングス=が金メダルを獲得した。日本協会によると、サーブルでの日本勢の表彰台は五輪と世界選手権を通じて初めて。世界選手権では15年大会で男子フルーレを制した太田雄貴以来、日本勢2人目の優勝。今季W杯チュニジア大会優勝、アジア選手権銀メダルと実績を重ねる24年パリ五輪の星が、また1つ歴史を作った。

 江村は感極まった。「本当に夢みたいな気持ち」。世界ランク1位のアンナ・バシタ(アゼルバイジャン)との決勝。「決勝のピストに立てるなんて思ってもいなかった。チャンスがあるからには自分でつかみにいきたい」と積極的に攻めきった。「年に1回の世界選手権という舞台で優勝できた」。サーブル界にもたらした初の世界選手権金メダルを、いとおしそうに眺めた。

 昨夏の東京五輪後に就任したフランス人のグース・コーチが「ダイヤモンド」と称する逸材。細かなステップを意識したスタイルが伝授され、技術も高まった。「今まで頭が硬かった。視野が広く、いろいろな勝ち方ができると思わされた」。江村は精神面も成長した。「元々、試合は生きるか死ぬか。相手に対して『敵』という意識が強かった。ただ、それだけでは勝てない。コーチは『しっかりリスペクトして、100%の力で戦え』と。リスペクトすることで点を取られても、冷静に受け止められる」。突きだけでなく斬る動作もあり、一瞬で明暗が分かれるサーブル。技術に心の強さが加わり、世界の頂を現実にした。

 日本オリンピック委員会(JOC)が寄宿制で有望選手を育てるエリートアカデミー出身。3回戦敗退した東京五輪以降は、「力は出し切って、やはり燃え尽き症候群的なところがあって、フェンシングが楽しいと思えなかった」と苦しんだ。今年3~4月には10日ほどまとまった休暇をとって、心身をゆっくりと休めた。髪色を明るくしてみたり、関係者と食事を楽しんだり。グース・コーチも「おまえが世界一だ」と鼓舞し続けてくれた。「サポートしてくれた全ての方に感謝を伝えたい」と思いを込めた。

 フェンシングの3種目のうち、サーブルは日本勢が五輪で唯一メダルを獲得していない。24年パリで、再び歴史を動かす期待感も高まる。「またひとつ夢もかなって、オリンピック金メダルに近づけた」。23歳の新女王の視界は、開けた。

 ◆江村 美咲(えむら・みさき)

 ▽生まれ 1998年11月20日、大分市。

 ▽サイズ 170センチ、59キロ

 ▽フェンシング一家 父・宏二さんは88年ソウル五輪フルーレ代表。母・孝枝さんも、エペで元日本代表。

 ▽競技歴 8歳からフェンシングを始め、小学校時代はフルーレやエペに取り組む。中学校からサーブル。

 ▽趣味 ファッションと写真撮影。人物写真や、小物などをかわいらしく写す“物撮り”が好き。

 ▽好物 さつまいも、レバー、母の手作りから揚げ。アイスクリームの「pino」も好きだが、おかしやアイスを食べるのは、週末のみと決めている。

 ▽好きな言葉 「納得」。競技も私生活も悔いがないように、と心がける。

 ▽好きな色 緑。ファッションに緑色の小物を取り入れるのが好き。

 ▽家族構成 両親と兄、弟。

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