【ラグビー】飄々とした山下楽平。初の日本代表入りで学んだ「世界と戦う意識」。(ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン))

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出典元:ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

他者の作る「ストーリー」とは一線を画す。
 
 2019年にラグビーワールドカップ日本大会へ出られなかった思いを問われ、山下楽平は淡々と応じる。

「(ワールドカップ出場への意欲は)人並みにはあると思いますけど、どうしても…というのはなくて。日本大会はいちファンとして楽しんでいました」

 2014年に神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現・コベルコ神戸スティーラーズ)に入ると、当時あったトップリーグで最多トライ賞と新人賞をダブル受賞。以後も、2018年度トップリーグ王者となる強豪の主戦選手として活躍してきた。

 ただし、15人制の日本代表とは縁遠かった。

 2019年ワールドカップでは、同じWTBのポジションで福岡堅樹、松島幸太朗といった1歳年下のランナーが活躍していた。

 それゆえ質問者は、山下に忸怩(じくじ)たる思いがあったかを聞く。ただし本人は、「まったくないです。日本代表のファンなので。活躍して、(福岡らが)いっぱいトライを獲っていたのは、いちファンとしてうれしいです」。ナショナルチームと自身との関係性についても、淡々と述べるだけだ。

「(代表入りへの)意識は15人制のラグビーをしている以上はあったんですが、日本代表は『日本で一番うまい選手が集まる場所』というより、『日本代表というひとつのチームがあって、そこに必要だと思われる選手が集まる』という認識でした。選ばれないからといって悲観することもなかった」

 とにかく自分を成長させて、とにかく自分のいるチームを勝たせようとしてきた。プロとして戦った。その延長線上の今年5月9日、日本代表候補となった。

 さらに翌6月3日には、正代表として宮崎合宿に呼ばれる。30歳での初選出だ。

「今回、選ばれてうれしいですし、がんばろうと思うんですが、だからといって何かが変わるわけではない。…そういう感覚です」

 日本ラグビー界では練習の過酷さで知られる京産大出身とあり、「大学ぶりに(以来)、ラグビーがきついと感じています」。その心は。

「コンタクトスポーツなので身体を当てるのは当たり前ですけど、(日本代表の練習では)こんなに身体を当てるんや、というのはびっくりしました。ドリルで(互いに)熱くなって、身体をバチバチ当てることが僕の想像よりも多くて…。これは、神戸の練習が楽と言っているわけではありません。ただ、『ラグビーはきついスポーツで、タフなことをするからレベルアップできる』と再認識できている。いい経験になっています」

 ここから重ねるのは、クールな価値観と同居する喜びの感情だ。

「(今回の知らせに)まずは、うれしいというの(思い)が一番にありました。(ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチからの)フィードバックとしては、『けが、一貫したパフォーマンスをしていなかったことなどで呼ぶには至らなかったけど、すっと見ていたよ』。いまは、さらにその上のレベルに行けるように、アピールしているところです」

「けがでラグビーができない期間があったので(自身の)年齢は気にしていないですけど、近い年齢の選手が(2019日本大会で)活躍しているのを見て、正直、あの場所(ワールドカップ)に立ちたいという気持ちがちょっとは芽生えたとは思います」

 日本代表に興味がなかったわけは、決してなかった。

 今年のリーグワンでは「ひとつひとつの試合、練習への準備」を見直し、ルーキーイヤー以来となる最多トライ賞を手にしていた。

 今回の日本代表活動では、松島は故障もあり選外。福岡は2021年に引退している。

 ジャパンのジャージーを着てたくさんトライを獲りたいか、との旨で聞かれれば、山下は「WTBなら、誰でもそう思うと思います」。タックラーをかわす「フットワーク」で他選手との違いを示し、首脳陣のリクエストに即して防御でも貢献したい。

 初めて日本代表入りしたことで、研ぎ澄まされたのは目標設定だ。

 強豪国の大物が集まる国内リーグでわずかずつ抱いてきた思いを、より強めているという。

「これまで自分自身がどれだけレベルアップできるか、思い描いているプレーができるか、もしくは、いま置かれているチームの勝利のためにどう貢献できるかにフォーカスしていました。実際に日本代表や世界で戦うために…というのは正直、あまり考えられていなくて。ただ、世界的にすばらしい選手がどんどん日本にやってきて、リーグ自体のレベルも上がってきて、ちょっとずつ、ちょっとずつ、ワールドワイドなラグビーについて意識するようになった。そして今回、日本代表に選んでいただいたことで、『どういう意識でラグビーをすれば世界と戦える?』を勉強していっている最中。ここ数年で、(視点が)変わってきた感じです」

 近年、トレードマークとなっていた派手な髪色は封印。「合宿中に髪色をキープするのが難しいと思ったので、黒くしたってことです」と笑った。

(文:向 風見也)

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