出典元:ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)
日本代表入りを目指すナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)のメンバーで編成された「エマージング ブロッサムズ」が、6月11日、東京・秩父宮ラグビー場でトンガサムライフィフティーンと対戦し、31-12で勝った。
この試合は、今年1月に発生したトンガ北部海底火山の大規模な噴火によって甚大な被害を受けたトンガ王国に対し、被災者救援や復興支援を目的としたチャリティーマッチ。
しかし、エマージング ブロッサムズにとっては貴重なアピールの場でもあった。
「自分たちは何のために戦うのか。チャリティーマッチではあるが、自分たちの存在意義は何なのか。ということを選手たちとしっかり話してきました。あくまで、我々が目指すのは日本代表であって、日本代表になったその先には、ワールドカップに勝つ、という道しるべがある。そのプロセスのなかでのNDSなので、常に挑戦し続けるということを選手と一週間話してきました。そういう意味では、選手たちはみんないいチャレンジをしてくれたと思います」
チームを指揮した堀川隆延ヘッドコーチはそう振り返る。