出典元:スポーツ報知
◆U―23アジア杯▽3位決定戦 日本3―0オーストラリア(18日、タシケント・パフタコールスタジアム)
【タシケント(ウズベキスタン)18日=小口瑞乃】U―21日本代表はオーストラリアに3―0で勝利した。前半7分にMF佐藤恵允(明大)が先制点。同39分にはCKから相手オウンゴールを誘発。後半にも途中出場のFW藤尾翔太が加点した。3日から始まった今大会。目標としてきた優勝には届かなかったが、6試合目を勝利で締めくくった。
前半7分、DF内野貴史の左クロスを相手DFがクリア。こぼれ球を拾った佐藤が切り返して左足シュートを放った。ボールはバーに直撃し、ゴール内側へ。佐藤の今大会2ゴール目で先制に成功した。同23分にはMF松木玖生のスルーパスに抜け出したMF三戸舜介が1対1の決定機を迎えるも、バーに阻まれ入らない。待望の追加点が決まったのはセットプレーを立て続けに獲得した同39分。MF山本理仁の放った右CKが相手のオウンゴールを誘った。
後半も相手ゴールへと迫り続けた。同19分。途中交代で1トップに入ったFW藤尾がMF松木玖生の右サイドからのパスを押し込んだ。守備陣も、この日は左サイドバックで起用された内野や、キャプテンマークを託されたDF馬場晴也らがシャットアウト。粘り強い戦いぶりで2試合ぶりの完封勝利を収めた。
準決勝では開催国のウズベキスタンに0―2と敗戦し、優勝への道のりは閉ざされたが、中2日で気持ちの切り替えを見せた。この日も選手1人にコロナ陽性者が確認されるなど、精神的にも難しい状況ではあったが、3発快勝。3位に入ったことで、パリ五輪予選も兼ねる次回大会のポット1も確定させた。