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出典元：スポーツ報知
◆Ｕ―２３アジア杯▽３位決定戦 日本―オーストラリア（１８日、タシケント・パフタコールスタジアム）
【タシケント（ウズベキスタン）１７日＝小口瑞乃】Ｕ―２１日本代表は１７日、１８日の３位決定戦・オーストラリア戦（日本時間午後２２時）に向けたトレーニングを１時間半ほど行い、冒頭１５分間を公開した。準決勝で開催国のウズベキスタンに完敗を喫してから中２日。ＦＷ中島大嘉（たいか、札幌）は「３位決定戦を戦うことがすごく悔しいけど、でも目の前の試合にフォーカスして、出たらまだ得点王を狙ってるので、有言実行できるくらいのプレーをしたい」と意気込んだ。
チームとしてリバウンドメンタリティーが強く求められる一戦でもあり、優勝こそ逃したが、パリ五輪予選を兼ねる次回大会のポット１を確定させる意味でも、重要な戦いだ。「決勝戦と同じようなメンタリティーで挑まないといけない」とラウンドは変われど、試合に臨む姿勢は変わらない。
悔しさをかき立てているのは、チームが敗れたことだけでなく、自身の出場機会が思うように得られていないこともある。ここまで唯一フィールド登録選手で先発出場がなく、５試合の出場時間は５９分。連戦を戦う中で疲労が重なる選手も少なくない。「一番フレッシュ」とコンディションの良さは強調し、「持ってきた力、残ってる分、全部使って”なかしまたいかのプレー”を見せられたら」と巡ってくるであろうチャンスで死力を尽くす。
メンバーの半数以上がパリ五輪世代という構成のオーストラリアは、対峙（たいじ）するセンターバックも含め、高さのある選手がそろう。「屈強なＤＦがセンターバックにいることはスカウティングでもわかっている。難しい試合になるかなって少なからず思うけど、自分は速い屈強なので」と、負けじと持ち味の”スピード”も生かして「自分がゴールを決めてチームを勝たせて、３位という結果ですけど、勝って帰れたらいい」。相手の弱点も分析した上で背後の抜け出しなど駆け引きし、ゴールへと向かっていく構えだ。
代表選手として初の大会を戦うにあたり、「即席で戦うことが難しい」と所属チームと異なる戦術への適応や連係面で苦戦してきた。ただ、３週間ほどの活動をともにすることで「少ない時間でも少しずつ溝を埋めて、共通理解ができてきている」手応えをつかめることも増えてきた。「３週間の集大成を見せたい」と気合がみなぎった。
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