出典元:スポーツ報知
J1北海道コンサドーレ札幌は19日、宮の沢で22日の敵地・磐田戦へ向けて練習した。G大阪戦(4日、0△0)で右足首を負傷したMF荒野拓馬(29)が3戦ぶりに復帰見込み。「90分戦って勝つための準備をしてきた。もちろん行くつもりで」と即先発へ意欲を見せた。
前節・鹿島戦(14日、1●4)に続く連敗阻止へ背番号27が力となる。今週から全体練習に合流。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)も遠巻きに見守る中で精力的に動き、「足首はもう大丈夫。決めるのは監督だけど、貢献しないといけないので」と闘志をみなぎらせた。
20年11月左腓(ひ)骨骨折後の患部プレートも除去し、完全復活を掲げる今季。前線からボランチまで求められる場所で献身的に戦ってきた。リーグは10戦出場も欠場した鳥栖戦(4月6日、0●5)と前節で2敗。走り戦うサッカーに欠かせない“札幌のエンジン”は「2週ほど休んだけど、今年はキャンプから大きな離脱なくやれていたので。磐田戦へ強度を上げて、その後の連戦も力になりたい」と自覚を口にした。
磐田戦は今季の分岐点となり得る。勝ち点17の11位に後退したが、4位まで勝ち点3差の混戦。勝てば1ケタ順位も再び見える。「勝つか負けるかで、上で戦うか下で低迷するか変わってくる。連敗しないよう一丸で戦いたい」。累積警告で出場停止のMF宮沢裕樹主将(32)の分も、周囲を鼓舞する。(川上 大志)
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