出典元:スポーツ報知
◆春季大阪大会 ▽決勝 大阪桐蔭3―2履正社(17日・大阪市南港中央)
今春センバツ王者の大阪桐蔭が履正社に逆転勝利。現チームの公式戦連勝を27に伸ばし、昨秋の大阪大会から5冠目のタイトルを手にした。
【写真】平日の昼ながら注目カードに大観衆が詰めかけた
先発は近江(滋賀)とのセンバツ決勝以来の対外試合登板となる2年生左腕・前田悠伍。「履正社さんは自分の中では因縁の相手。序盤は少し力が入っていた」と3回に3安打2四球で2点を失った。しかし、「ランナーを背負ってから投球テンポを変えたり、修正できた」と以降は無失点に抑えて2失点完投。打線は3回1死から松尾汐恩捕手(3年)が左越えのソロ本塁打を放つと、5回1死二塁から4番・丸山一喜一塁手(3年)が左前に同点打を放った。
さらに同点の8回1死満塁の好機で代打・工藤翔斗(3年)が中堅へ勝ち越し犠飛を放った。今大会は2年生右腕・南恒誠を3試合で先発させるなど、戦力の底上げも図りながら5季連続の大阪王者に輝いた。西谷浩一監督も「春はいろいろなことが試せる大会。いい相手とロースコアのいい試合ができた」とうなずいた。