出典元:スポーツ報知
◆サッカー天皇杯静岡県代表決定戦 (8日、草薙総合運動場)
J3藤枝MYFCが、J3アスルクラロ沼津を1―0で下し、7年ぶり4度目の本大会出場を決めた。0―0で迎えた後半39分、FW土井智之(24)が頭で合わせ決勝弾。ストライカーの2試合連続ゴールで「静岡ダービー」を制した。本大会は、22日の1回戦でJ3カターレ富山と対戦する。
藤枝の“Vゴール男”が本大会へと導いた。後半39分、FW土井がペナルティーエリア内でMF久保藤次郎(23)の右クロスに「いいボールが来た」と豪快ヘッド。後半ロスタイムで試合を決めた4日のリーグ岐阜戦(4〇3)に続くMF久保との最強ホットラインでの決勝ゴールに「あうんの呼吸、感覚ですかね」と胸を張った。
今季新加入のストライカーは、静岡産業大との準決勝(延長4〇2)でも、延長戦で勝ち越しPKを沈め、今大会2試合連発。さらに直近の公式戦4試合連続で決勝弾を放つなど絶好調の背番号11は「毎試合絶対にチャンスがある。決めるという自分の仕事に集中している」とうなずいた。
須藤大輔監督(44)は「何もない状況からゴールを生むのが得意な選手。点を取ってくれる存在がいるのは大きい」と大絶賛。主将の杉田真彦(26)も「決める雰囲気があった。点を取ってくれるストライカーがいるのは助かる」とゴール後はイレブン全員でヒーローを祝福した。
22日のカターレ富山との初戦へ土井は「(自分も含め)藤枝はJ3にいるチームじゃない。天皇杯でそれを証明したい」と本大会に向けて気合を入れ直した。(森智宏)