出典元:SPAIA AI競馬
気まぐれな寒気がスルっと列島に流れ込み、気温差がある日々が続いたおかげで桜を長く楽しめる。桜花賞の日は花冷えもあれば、春らしい心地よい陽気にもなる。82回目の桜花賞は春を通り越し、汗ばむような気温になった。そしてそのゴール前の攻防は体中に熱いものがみなぎるような激戦だった。
【桜花賞 2022予想】1番人気苦戦でナミュールに黄信号!? データ微笑むサークルオブライフ、ナムラクレア反撃へ(SPAIA編)
チューリップ賞にサークルオブライフ、ナミュール、ウォーターナビレラといった阪神JF上位組が顔をそろえ、桜戦線の構図は近年に比べ、わかりやすかった。だが、それでも抜けた馬は見当たらず力量接近といった図式。検討すべきだったのはレース展開ではなかったか。
近2走で逃げたのは抽選突破のカフジテトラゴンとラズベリームースの2頭。1勝クラスの格下馬、先手を取れるかどうかわからない。番手からエルフィンSを押しきったアルーリングウェイなどが主張すれば、行ける組み合わせではあった。ましてチューリップ賞で先行したサークルオブライフは外枠でもあり、今回は控える公算が高かった。前走は休み明けで内枠、包まれて心を乱すことを避けた試走だった。