出典元：スポーツ報知

イングランドのマンチェスターＵに所属するＦＷクリスティアーノ・ロナウドが敵地のエバートン戦（９日）で０―１と敗れ、ピッチから引き揚げる際にサポーターの手から携帯電話をはたき落としたように見える動画が交流サイト（ＳＮＳ）に投稿された。ＡＰ通信は１０日、警察が目撃者を募るなど捜査していると伝えた。映像分析や両クラブの関係者へ事情聴取を行っているという。

　２試合ぶりに先発出場したロナウドは不発に終わり、チームも敗戦。左足にけがを負い、足を引きずりながらピッチを後にしようとした。しかし、ロッカーに向かう途中、からかっていた１０代とみられる相手サポーターの携帯電話を手で地面にたたき落とした一幕があった。

　ロナウドは騒動の後、自身のＳＮＳで「感情の爆発をおわびしたい」と謝罪のコメント。さらに「可能ならばフェアプレーとスポーツマンシップの証として、このサポーターをオールド・トラフォードでの試合に招待したい」とホーム戦に少年を招待する意向を示していた。

　クラブも「容疑を認識しており、警察の捜査に協力する」としている。しかし、少年の母親とされる人物は「サッカー選手が子供を襲撃するなんてショックを受けている」などとＳＮＳに投稿。破損した携帯電話の写真などが拡散される事態になっている。