激動の2021年を戦い終えて 西山朋佳女流二冠インタビュー「人生の分岐点がたくさん」(スポーツ報知)

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出典元:スポーツ報知

将棋の西山朋佳女流二冠(26)=白玲・女王=は24日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第49期岡田美術館杯女流名人戦予選1回戦で藤田綾女流二段(34)に先手の103手で勝利した。今年4月に奨励会を退会して女流棋士に転向した西山にとって、女流棋士のみに参加資格がある女流名人戦は初対局。局後、女流名人戦に対する抱負や2021年の回顧、普段の日常などを等身大の言葉で語ってくれた。(北野 新太)

 ―今日は先手中飛車対後手三間飛車で相振り飛車の将棋でしたけど、どんな一局だったのでしょう。

 「相振り飛車の中でも見たことのない形になって、だいぶ力戦っぽい将棋になったのですが、戦いが始まってからは読みの入った手が指せた感覚があります。さらに激戦になる順もあったんですけど、本譜は飛車が捌けたので、なんとか」

 ―本局で女流名人戦デビューとなりました。

 「ずっと楽しみにしていて。新鮮な気持ちで、新棋戦のつもりで臨みました。新しく何かを始められるっていいですね。初参戦で注目していただいているかもしれないので、負けちゃうのはふがいないな、という気持ちもあります。なんとかリーグ入りしたいです。長丁場で9局を指すのは女流名人戦だけなので、まだ先は長いですけど、リーグ入りできるように頑張ります」

 ―棋戦として、女流名人戦のイメージは。

 「やっぱり里見(香奈女流名人)さんですね。10連覇中でしたか…11連覇? 12連覇ですね!(笑)。名人戦と同じように『名人』という名前の付く格式の高いタイトルですので『女流名人』という肩書への憧れはあります。過去、ずっと女流名人の名にふさわしい方がなられてきたイメージもあります。自分もいつかは、とは思います」

 ―西山さんにとって、2021年は奨励会退会と女流棋士転向を筆頭に激動の一年でした。振り返って、どんな一年だったのでしょう。

 「濃かったですね~。人生の分岐点がたくさんあって。でも、すごく楽しんでやれたとも思ってるんです。失冠(女流王座、女流王将のタイトルを里見に奪われた)もあったんですけど、良い経験だったと思ってます。もっと勉強しなきゃ、やらなきゃという意識が芽生えましたので。まだまだ『当社比』なんですけど(笑)。防衛(女王)も獲得(白玲)も失冠も、奨励会を辞めるという一大イベントもありましたし、団体戦(第2回女流ABEMAトーナメント。上田初美女流四段、山口恵梨子女流二段との『チーム西山』で準優勝)を経験したり、アマチュアの方との対局も。でも、環境が色々変わる中、自分は変わらずやってこられたのかな、と思います」

 ―やはり里見さんとの勝負には、ファンは常に熱視線を送り続けています。

 「今期は完敗の将棋もありましたし、自分から転ぶ将棋もありました。周りから『将棋が壊れてるよ』と言われてしまうくらいだったのですが、里見さんはとても充実されており…というか極めておられるな…と思ったりもしましたけど、万全の状態でまた指したいですね。今期はあまりにもスコアが傾いてしまったので」

 ―失冠の頃はあまり状態がいいとは言えなかったのでしょうか。

 「一時期はホント、研究会でも全部負けてて。奨励会退会後に不調に陥るというのを聞いたことがあって、こ…これか…と震えました。形勢判断が全く出来なくなっていて、全部(形勢が)良く見えるんですよ。タイトル戦でも、ちょっとお恥ずかしいのですが、全て優勢というか楽観というか、そういう感じに見えてしまっていました。でも、今はそういう状態からは脱することができたのかな、と感じています」

 ―女流王座戦はストレート負けして、敗退後はショックも隠せない様子に見えました。質疑の中、ずっと沈黙が続いたりして。

 「直後はとにかく体が熱くなってました。体温がめちゃくちゃ上昇して、一人だけ汗だくだくになってました(笑)。で、一局一局を思い出してたんです。あれはひどい手だったなあ、うっかりもあったなあ、勝ちを逃したなあ、とか。走馬燈のように(脳裏に)流れてきました。でも、引きずらなかったんですよ。その日のうちに『まあ、そっかあ』となれたので」

 ―さらにモチベーションが上がったのでは。

 「女流棋士になった自分として、洗礼を浴びたわけですからね。でも、ここで負けておいてよかったんです。白玲を獲得させていただいた時点ですさまじく浮き足立っていまして…相当、手放しで喜んでしまったので、勝って兜の緒を締めよ、とはこのことか…と。痛い目に遭ってよかったな、と言えるように冬を過ごしたいです」

 ―連続失冠の後、バッサリと髪をカットされたのは気合の現れのようにも。

 「もともと髪が長いのが好きじゃないので、伸びると切っちゃうんです。でも、白玲戦の就位式があったので、切っちゃうとセットしにくくなって美容師さん泣かせみたいになっちゃうので、終わってから切ろうと。もちろん心機一転という気持ちも…ありました」

 ―直後の竜王戦ランキング戦6組でアマチュアの吉本悠太さんに勝利して。

 「三段時代は感じなかった意識というか、プレッシャーはありました。アマチュアの方に2年連続で負けられないなと(昨期は小山怜央さんに敗れている)。女流棋士の代表として出させていただいているので、自分が投了したら女流棋界として投了することになる、という意識は持たないといけないな、と思っていました」

 ―改めて、退会の決断を振り返って。

 「辞めてよかったな、ということはいつも思ってます。考えた末の決断は間違ってなかったな、とは既に言えそうだと思います。今はまだ私だけが『辞めてよかった』と思っている状況だと思うので、周りの方々の見方は、今後の結果次第で変わっていくと思うので頑張りたいです」

 ―環境は一変して、女流棋士との交流も増えたのでは。

 「女流棋界にはいろんな方がいて楽しいな~と思ってます。皆さん、いろんな考え方、いろんなライフスタイルで活動されているんだな、と日々感じています。先日も『チーム西山』の3人でお会いして解団式のようなものをして、お二人にしか聞けないアドバイスをいただきました。今後どうやって生きていくか、みたいなお話までさせていただきましたけど、本当に深みが違うお二人で、純粋に尊敬しています」

 ―まとう雰囲気が変わった印象もあります。

 「どんどん健康になっていくのを感じています。以前は体調を崩すのがデフォルトみたいになってたので…。元気な状態で指せた将棋とかあったのかな…みたいな感じだったので、最近は健康をかみ締めてます。奨励会時代からだいぶ痩せましたし。10キロ…言い過ぎか…8キロと申しておきます(笑)。今までは完全に脂肪で増えてましたので、あんまり食べないようにして、ちょっと家で筋トレとかリングフィット(アドベンチャー)とかで…。自分、代謝がいいんですかね。食事を人並みに抑えていけば減っていく感じがありまして、自在に操れています(笑)」

 ―タイトル戦での和装も話題でした。

 「自分は身長が171センチありまして、なかなかサイズの合う和服がないんです。まだ着てないのを着るということ自体がなかなか苦労することで、2つの店舗を回ってなんとか…」

 ―先程「手放しで喜んでしまった」と語っておられましたけど、白玲という女流最高位に就いたことは。

 「転向してよかった、ということは白玲になれたことで思えたので、自信の源になっています。『初代白玲』は一生言えそうじゃないですか(笑顔)」

 ―白玲になれたら引っ越しするぞ宣言を開幕前にしておられましたけど…。

 「いや、それがまだなんですよ。今のトコ、間取りが最高で、あり得ない家賃なんです。同じ間取りを他の場所で求めると、家賃は絶対ハネ上がっちゃいます」

 ―しかし、治安が悪い場所なのが悩みのタネだとか、仰ってましたよね。

 「そうなんです。時々、怒鳴り声とか聞こえてくるんです。一時期は生きていることに毎日感謝してました(笑)。最近、ちょっとずつ良くなってきている気がするので、もうちょっと様子を見ようかな…と」

 ―なかなか外出もままならない昨今ですが、オフはどう過ごしてるのでしょう。

 「遊んだ記憶はあんまりないですね。友だちと電話するくらいです。うーん、あとは家でネットフリックスとかamazonプライムを見たり。『バチェラー・ジャパン シーズン4』は面白かったですね~(笑)。女性陣がかわいくて。なんだかもう知り合い感覚で見てました。相当、面白かったです」

 ―2022年の抱負を。

 「最近感じ始めていることは、自分の将棋に対して、内容的なものも求めて下さっている方がおられることです。プロレスを観戦するような気持ちだ、と仰っていただいたこともあります(笑)。自分の将棋に個性があると思っていただけるなんて思ってもいなかったことなので、すごくうれしいことだなと思いますので、そういう将棋をお見せできたらと。2022年は新しいタイトルがほしい、ということは思っています」

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