無免許事故の木下富美子都議、小池氏説得でやっと辞職…「仕事をさせてもらえない。理不尽」言い訳タラタラ(スポーツ報知)

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出典元:スポーツ報知

7月の東京都議選の選挙運動期間中に無免許運転の人身事故を起こし、その後道路交通法違反の罪で在宅起訴された木下富美子都議(55)が22日、議員辞職した。この日、議長宛ての議員辞職願を提出し、許可された。9日には議員を続ける意向を示していたものの、小池百合子都知事(69)の助言を受け、辞職を決断した木下氏は会見で「仕事をさせてもらえない理不尽な現実」を理由に挙げた。

 4か月半にわたり東京都議会を騒がせた木下氏が、30日の定例会開会を前に辞職を決断した。議員続行を宣言した“赤ワンピ会見”から13日、一転して落ち着いた黒いパンツスーツ姿で現れた木下氏は、会見後に同日付の辞職願を議長に提出し、受理された。

 引導を渡したのは、政治の師である小池氏だった。この日午後に知事室で20分ほど面会。小池氏からは「ここはいったん退いて、交通事故の解決に専念したらどうか。これで人生が終わるわけではない。再出発をするときには相談に乗る」と声を掛けられたという。

 一連の騒動については「すべては私の責任です。過ちに対して都民、有権者の皆様に本当に申し訳ないと思っております」と殊勝に頭を下げたが、これまで見せてきたずぶとさは随所に感じられた。会見開始は午後6時だったが、4分ほど遅刻。それでも急ぐことなく、取材陣を前に悠々と準備した。

 辞職の理由についても、「大切な両親、歳(よわい)85になる父の安全が脅かされる事態になりました。これ以上、家族を巻き込むことはできない」とし、「仕事がしたくて議員継続を望んだにもかかわらず、仕事をさせてもらえないという現実が明らかになった。理不尽な現実」とも主張。自らも「被害者」であるような口ぶりで、未練ものぞかせた。

 また、9日の登庁時、辞職勧告を受けた木下氏の出席を問題視した都議の退席により公営企業委員会が流会したことを受け、会見に同席した弁護士は「木下の議会での様子を見ていると、学校や職場で見られるいじめの構造と同じに思えてなりません」。他都議の行動を「いじめ行為」と強い口調で訴えた。同じ考えかと問われた木下氏は「私の立場からは申し上げられない。先生の意思に任せた」と弁護士を盾にした。

 これまでの議員報酬は寄付をし、政務活動費については請求していないと説明した木下氏。12月1日まで在職していれば満額約204万がもらえた期末手当は、今月1日までは在職していたことから6割の約120万円が支給される予定だ。11月の報酬と期末手当については「検討したい」と受け取るかどうか答えを濁した。

木下富美子都議のこれまで

 ▼7月4日 都議選板橋選挙区で2度目の当選

 ▼5日 選挙期間中の2日に人身事故を起こしていたことが発覚。都民ファーストの会を除名処分に

 ▼8日 自身のホームページで「信頼を損ねることになり、心よりおわび申し上げる」と謝罪

 ▼23日 都議会が1度目の辞職勧告決議

 ▼9月17日 警視庁が自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と道交法違反の疑いで書類送検

 ▼28日 2度目の辞職勧告決議。木下氏は議員活動続行を明言

 ▼10月4日 都議会が議会に来るよう要請する召喚状を送付

 ▼14日 都議会が2度目の召喚状を送付

 ▼11月5日 都議会が3度目の召喚状を送付

 ▼9日 再選後、初登庁。正副議長と面会し、辞任しない意向を表明

 ▼12日 都の公安委員会が木下氏の運転免許を取り消す行政処分を決定

 ▼18日 見解説明のため招かれた議会運営委員会を体調再悪化により欠席

 ▼19日 東京地検が無免許運転の道交法違反罪で在宅起訴

 ▼22日 議員辞職

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