女子相撲 渡辺七海・愛海姉妹がアベックVに挑戦…15日から全日本女子選手権(スポーツ報知)

全日本女子相撲選手権が15日に大阪・堺市大浜公園相撲場で行われる。渡辺七海(飛龍高2年)と愛海(あみ、飛龍高1年)の姉妹が、アベックVに挑戦する。重量級(80キロ以上)に出場する姉は、8月に行われた全日本女子相撲郡山大会に続き、今季2つ目のタイトル奪取を狙う。妹は無差別級と団体戦での2冠に照準を合わせる。

 土俵上に熱気が漂う。飛龍高の道場で毎日のように行われる“姉妹対決”。押し相撲の妹・愛海が、頭から思い切ってぶつかれば、四つ相撲が得意の姉・七海が、真っ向から受け止める。お互いを「一番のライバル」と認める2人が、稽古から火花を散らす。

 同時期に柔道を始めた2人。本格的に相撲のきっかけを作ったのは、妹の方だった。「四股が柔道の役に立つと言われたので始めたのが最初だった」。そんな渡辺姉妹が、いつしか相撲の魅力にとりつかれていた。1つ上の七海が高校に入学して相撲を選択したのに引き寄せられるように、妹・愛海も今春、飛龍高相撲部に入部した。

 実力は十分だ。七海は昨年、世界選手権のジュニア代表にも選ばれて個人戦2位、団体戦は優勝に貢献するまでに成長。一方の愛海は中3だった昨秋、体育の授業中に左膝じん帯断裂と半月板を損傷したが、6月に高校デビュー戦の全国女子相撲選抜姫路大会でいきなり3位に入った。

 2年前は中学の部の決勝で対決し、姉が優勝した大会。今回は階級が別で、渡辺姉妹としては初のアベックVのチャンスだ。「2人で喜びを分かち合いたい」相撲の取り口は対照的な2人だが、目指すのは同じ日本一だ。(塩沢 武士)

 ◆渡辺 七海(わたなべ・ななみ)2000年7月5日、三島市生まれ。17歳。中1で相撲を始めた。得意は左四つ。好きな力士は豪栄道。家族は両親と妹2人。164センチ、105キロ。血液型A。

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