内村、東京五輪は白井と個人総合で対決だ!「6種目やってこそ」/体操(サンケイスポーツ)

体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)に出場した男子日本代表の内村航平(28)=リンガーハット=ら6選手が10日、成田空港着の日航機で帰国した。予選の跳馬で左足の前距腓(きょひ)靱帯を不全断裂して途中棄権した絶対王者は、7連覇を逃した個人総合で今後も勝負する考えを改めて表明。2020年東京五輪では、今大会同種目で銅メダルの白井健三(21)=日体大=と争う。

 途中棄権のショックは、まだ拭えていない。空港に降り立った内村は、負傷した左足を引きずって歩く。9年間続いた連勝記録は決勝の舞台に立つことすらできずに「40」で止まったが、キングの個人総合にかける情熱は冷めていなかった。

 「最後まで演技がしたかった。失敗はしていない。6種目やってこそ体操という気持ちは変わってない」

 個人総合7連覇を狙った予選の跳馬で左足首を負傷し、あまりにも早く挑戦は幕を閉じた。2時間超の消耗戦に臨むオールラウンダーは体力との勝負になる。28歳は途中棄権後、「違う形で東京五輪までやってもいいかもしれない」とも口にしたが、1週間がたち、気持ちの整理はついた。

 「もし種目別で全部金メダルを取っても、個人総合の1個には勝てない。それくらい価値がある。前よりもっと強くなって戻ってきたい」

 主役が不在の舞台で躍動したのは同部屋で過ごした白井だ。種目別の床運動と跳馬での金メダルに加え、初出場の個人総合でも銅メダルを持ち帰った。お守り代わりにゼッケンを託した弟分の演技に発見もあった。「(白井)健三の着地姿勢は腰が高くて膝が曲がらず、評価が高い」。決勝をスタンドから眺めるのは初めてだったが、無駄な時間ではなかった。

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