「次につなげるしかない」香川真司が感じた難しさ…キーワードは連動性(GOAL)

■日本代表 3-3 ハイチ代表

日本:倉田(7分)、杉本(17分)香川(90+2分)

ハイチ:ラ・フランス(28分)、ナゾン(53、78分)

59分、ピッチに立って感じたのは「難しさ」だった。

「ボールを早く動かしながら回していくために、自分たちがボールを受けないと。後ろからもっと組み立てていかないと」「ドルトムントと似た感覚を意識して(ピッチに)入りました」

そう振り返った香川真司だったが、試合に入ってからもなかなかゲームをコントロールできなかった。

「いや……全然(チームをいい方向に変えられなかった)。入った中でやっててすごく周りとの関係が悪かった。距離感は、みんなが攻撃に行っている分、人数がいましたけど、コンビネーションや連動性はなかなか生まれなかった。後ろからゲームをコントロールしながら前に進むってことも、なかなかできませんでした」

日本代表は難しい試合を強いられていた。2点を先取する流れからスコアを振り出しに戻され、78分にはデュカン・ナゾンのスーパーゴールによって逆転を許した。アディショナルタイム、ようやく香川のゴールで同点に追いついたものの、3−3という結果は「最低限の結果」(香川)でしかなかった。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がファンに謝罪するほど、結果も内容も芳しくなかった。

ゴールを決めた香川の試合後の談話にしても、「難しさ」や「課題」といった意味合いの言葉が大半を占めた。特に攻撃の連係、連動性の部分で物足りなさを感じたのだという。

「1対1の関係性でしかないからね、今は。サイドが上がるとか、周りの選手がボールを受ける準備ができているとか、距離感は前半を見ててだいぶいい感じだった。できていたところもたくさんありました。ただ、じゃあ連動性が生まれたかというと、後半は停滞していたと思う。僕はリズムを生み出そうとしましたけど、なかなか効果的なリズムは生まれなかったですね」

6日に行われたニュージーランド戦では「ワールドカップを見据えるという意味では、正直、何の意味のある試合なのか」と発言し、波紋を呼んだ。この日は最後にゴールを決めたことで「(11月に行われる欧州遠征で対戦する)ブラジルとベルギーを考えた時、逆にここで経験できたことをプラスに捉えてやるしかない。次につなげていくしかない」と前を向いたが、日本代表のプレーぶりや個々のパフォーマンスを振り返ったとき、「充実の強化試合」と表現するのはやや無理がある。

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