30歳・多田、悲願の日本王座獲得へ再起(スポーツ報知)

出典元:ジムで精力的に練習する多田(左)(カメラ・遠藤 洋之)

男子プロボクシングで日本ライトフライ級6位の多田雅(30)=TI山形=が12月11日、後楽園ホールで行われる同級3位の佐藤剛(22)=角海老宝石=とのノンタイトル8回戦で復帰する。5月の日本同級タイトルマッチでは堀川謙一(39)=三迫=に判定負け。悔しい思いを味わったが、再起を目指して同月末には練習を再開。勝てば再び山形初となる日本王者への挑戦の道が開ける復帰戦に向け、闘志を燃やしている。

 悲願の日本王座獲得へ、再び多田が動き出した。10月に若手有望株・佐藤との再起戦が決定。現在は山形と東京を行き来して精力的にトレーニングを続けている。相手は左利きで小柄ながら11戦9勝(5KO)1敗1分け。17年にはライトフライ級の全日本新人王に輝き8連勝中と勢いに乗るが、多田は「相手は前に出てくるタイプ。苦手意識はない」と自信を見せる。

 反省を生かす。2度目の日本王座挑戦となった5月の堀川戦では、0―3の判定負け。持ち前のフットワークを生かし序盤はペースをつかんでいたが、終盤に攻め込まれた。「後半にバタバタしてしまった。悔しさはあるけど、自分のボクシングを突き通せば通用すると感じた」。芽生えたのは再戦への思い。わずか1週間程度の休養を経て5月末には練習を再開させていた。

 山形では月に1週間程度の調整を行っているが、標高1000メートルの蔵王高原などでのスタミナ強化に加え、今月上旬には、観光名所として名高い山寺(立石寺)の階段ダッシュにも挑戦。頂上付近にある五大堂まで1000段を越える石段を2往復した。紅葉を楽しむ観光客に驚かれたと話すが「『若いね』や『がんばって』と応援の声をもらえて、いいトレーニングができました」と笑顔で振り返った。

 ライトフライ級は10月に王者・堀川が高橋悠斗(26)=K&W=に敗れて陥落。多田が再起戦に勝てば、来年にもタイトル戦に挑める可能性が出てくる。「やっぱり王者になりたい。まずは目の前の試合に絶対勝つことだけを考えたい」。“3度目の正直”でベルトをつかむため、強打自慢の若手に打ち勝つ。(遠藤 洋之)

 ◆多田 雅(ただ・まさし)1989年5月15日、山形・山辺町生まれ。30歳。TI山形ジム所属。山辺中、山形電波工高で陸上部に所属(専門は短距離)。高校3年からボクシングを始め、2009年にプロデビュー。10年東日本新人王ライトフライ級準優勝、11年東日本新人王ミニマム級準優勝。14年に日本ミニマム級王座決定戦、19年同ライトフライ級タイトルマッチに挑戦も敗戦。13勝(8KO)6敗3分け。右ボクサーファイター。164センチ。家族は両親と姉、弟、妹。

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