【侍ジャパン】今永、20イニング目で初失点にも動じず(スポーツ報知)

出典元:先発の今永は6回1失点の好投(カメラ・橋口 真)

◆プレミア12 スーパーラウンド 日本3―1メキシコ(13日・東京D)

 控えめなガッツポーズを決め、今永は堂々ベンチへ歩みを進めた。最後、カットボールは少し浮いたがタイミングを外しバットは空を切った。「この回が大事。流れを持ってくることができたらと思って最高の投球ができた」。3者連続三振で6回を終えた左腕を東京Dのファンの拍手が包んだ。

 1発だけだった。4回先頭、ジョーンズに甘く入ったカットを左翼席へ運ばれた。侍ジャパン20イニング目で初失点。「まさかあそこまで飛ばされるとは」と一瞬の動揺も引きずらなかった。

 戦略もさえた。3者凡退で終えた初回は初球はすべてカーブ。シーズンでほとんど投げない球種で幻惑した。途中から直球で押し、決め球にチェンジアップ。8奪三振中5つはこの球で仕留めた。イニング間、ベンチ前でのキャッチボールが禁止される中、近い距離で投げてから投球練習に臨む対策も万全だった。「打ちたい中で緩い球、待っていない中で直球もいけた。会沢さんのおかげ。1失点で収まるとは」と女房役の配球に感謝。稲葉監督も「強力打線に1安打。素晴らしい投球だった」と手放しでたたえた。

 物おじしない性格は武器だ。「今回は野手を攻めてみよう」と侍の投手だけではなく野手にも助言を求めた。1歳上の山田哲と宮崎で会食。今後も対戦があるスターに気を使いながらも「どういう投手が嫌ですか?」と直球勝負。打者心理を学んだ。宮崎、沖縄と「ご飯がおいしすぎる」と増量危機に陥ったが運動量を増やし回避。台湾では逆に「炭水化物が合わない」と減量危機。和食店に通うなど何とか乗り越えた。

 今永以降、救援3人が無安打継投。4投手で15Kはプロが出場した00年以降の主要国際大会では13年WBC一次R中国戦と並ぶ最多タイ。これで今永は侍6戦22イニング1失点。防御率0・41。38Kと圧倒的な数字を誇る。「日本の野球は強くないと」。まさにそれを実証した。(岸 慎也)

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