加世田、Vで「千葉に元気を」 東京・新谷とアンカー対決/駅伝(サンケイスポーツ)

出典元:加世田(後列右から2人目)ら千葉の選手は全員で「やるぞー、やるぞー、やるぞー!!」と気合のポーズを見せた(撮影・土谷創造)

秋の福島路を駆け抜ける「第35回東日本女子駅伝」は10日、福島市の信夫ケ丘競技場を発着点とする9区間、42・195キロで行われる。9日は福島市内で開会式などが行われた。千葉は、全日本大学女子駅伝で3連覇した名城大のエース、加世田梨花(20)を最終9区(10キロ)に置き、2年ぶり10度目の優勝を目指す。

 台風15号などの被害に遭った地元に、勇気を届ける。大会最多となる10度目の優勝を狙う千葉。優勝候補のアンカーを務める大学陸上界のホープ、加世田が故郷への思いを口にした。

 「地元千葉の浸水被害をニュースでずっと見ていた。千葉県に元気を与えられる、勢いのある走りをしたい」

 名城大に通う大学3年生は現在、愛知県内で暮らすが、出身地である千葉の被害に心を痛めていた。148センチと小柄の加世田は、大きなストライドと腕の振りが特徴。復興の道を進む千葉を励ますような力走を誓った。

 実績は十分だ。7月に行われた学生の五輪「ユニバーシアード」のハーフマラソンで、銀メダルを獲得。10月の全日本大学女子駅伝では最長区間の5区を走り、区間賞。名城大を3連覇に導いた。2024年パリ五輪に照準を定め、女子マラソンでのメダル獲得を狙う20歳は、有力ランナーが集う最終9区を任された。

 意識する相手は、今秋の世界陸上(ドーハ)女子1万メートル代表の新谷仁美(31)=ナイキTOKYO TC=だ。前回大会で東京のアンカーを務め、1分35秒差をひっくり返した新谷と同じ区間を走る。「昨年のレースも見ているので、すごく強くて怖い」と新谷を警戒しつつも、「気持ちで負けないように走る。(差が)1分半あれば逃げ切れる」と強気に語った。

 憧れと話す千葉・成田高の大先輩で、1984年ロサンゼルス五輪女子マラソン代表の増田明美さん(55)から開会式後に「期待している」と激励された加世田。今大会は「千葉県の優勝と今後につながる走り」を目標に掲げる。世界の舞台を見据え、秋の深まる福島路を力強く駆け抜ける。

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