IOC、男子マラソンの最終日開催を要請…森会長の前倒し発言から一転(スポーツ報知)

2020年東京五輪のマラソン・競歩の札幌開催で、大会組織委員会の武藤敏郎事務総長(76)が8日、札幌市で秋元克広市長(63)と北海道の鈴木直道知事(38)と会談した。武藤氏は7日に組織委の森喜朗会長(82)が8月9日の大会最終日に予定されていた男子マラソン日程の前倒し方針を1日で修正し、再検討すると明言。コースは12月2~4日に行われるIOC理事会で承認を得なくてはならず、発着点候補の大通公園、札幌ドーム、円山公園の3か所を一気に視察した。

 前日の組織委・森会長の男子マラソン日程前倒し発言から一転、武藤事務総長は、その修正に追われた。午前9時から秋元市長、引き続き鈴木知事と会談。その後、報道陣に対応した武藤氏は「昨日の話と今日の話で少し違って、大変混乱させて申し訳ない。市長、知事にも申し上げました」と前置きし、その事情を説明した。

 森会長が示した「前倒し」の根拠はドーピング検査。検査機は東京にしかなく、札幌でのレース後、大勢の検体採取や東京で検査を行うには時間がかかり、東京で行う閉会式の表彰セレモニーに間に合わない懸念からだ。しかし、武藤氏は森発言後の7日夜、IOCから電話で「男子マラソンは歴史的に最終日にやることになっている。ドーピング対応で、本当にできないのか、もう少し工夫を考えるべき」と強い要請があったことを明かし、「ドーピング関係者に工夫が了解していただける状況になれば、最終日に開催される可能性は、残されています」と明言した。

 マラソン・競歩会場は12月2~4日のIOC理事会で承認を得るため、時間は少ない。武藤氏は会談後、車で会場候補地の札幌ドーム、円山公園、大通公園の3か所を約2時間で視察。「3会場とも素晴らしいが、デメリットもある」と感想を語った。円山公園は円山競技場に観客席、トラックを完備し、かつて札幌国際ハーフマラソンも開催していたが「起伏が激しく、競歩会場に不向き。マラソンと別会場にすると、コストと運営費がかさむ」。大通公園に関しては「同時期に開催されるイベントなどとの調整」が課題となるが、北海道マラソンのコースをベースに運営ノウハウを踏襲、大幅な改修を必要としない利点がある。

 本番まで準備期間が9か月に満たない中、武藤氏が示したキーワードは「簡素化」と「効率化」。「今後、議論をしていく上でも、こういう視点でやっていくことが必要」と語り、大通公園有力を示唆した。

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