阪神・矢野監督“土俵際ギリギリ”も諦めん!「うちは4連勝しかない」(サンケイスポーツ)

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出典元:崖っ縁の矢野監督。苦しいときこそ、楽しむ!(撮影・宮沢宗士郎)

(セ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦、巨人6-0阪神、巨人3勝、10日、東京D)力の差を見せつけられた。「必要な負け」だった前夜とは違い、完膚無きまでにたたきのめされた。王手をかけられ、後がなくなった矢野監督が選手に求めるものは「ない」。開き直ったかのように、貫き続けてきた信念を唱えた。

 「苦しいときにどうやって楽しむか。苦しいときこそ前を向いたり、苦しい状況を楽しむのは、なかなか簡単なことじゃない。だけど、そう言って、ずっとチームとしてやってきたんでね」

 レギュラーシーズンで6度対戦し、一度も土をつけられていないメルセデスに対し、動いた。近本を2試合ぶりに1番に戻し、左打者への被打率(・302)が右打者(・286)よりも高ければスタメンに左打者を6人並べた。一回には北條が二盗、三回には近本が二盗成功と揺さぶりもかけたが、あと1本が出なかった。

 四回以降はたったの1安打で完封負け。DeNAと対戦した6日のファーストステージ第2戦の六回を最後に30イニング連続適時打なし。先発・高橋遥を2回1失点で降板させたように、この日も継投を積極的に繰り出したが、わずか3安打ではさすがに勝てない。

 もちろん、まだ終わったわけじゃない。9月21日の広島戦(甲子園)から6連勝フィニッシュし、3位に滑り込んだように、矢野虎は絶体絶命の状況から常に追い込みを決めてきた。

 11日に負ければ終戦だが、幸いにも相手先発は菅野が腰痛による回避で、ドラフト6位・戸郷翔征投手(19)=聖心ウルスラ学園高=に変更となった。浜中打撃コーチは「(戸郷は)投げっぷりがいい。向かってくると思う」と警戒心を高めたが、虎の意地を見せる舞台が整った。

 「明日も全員で、この土俵際ギリギリのところから。もう、うちは4連勝しかないんで」

 可能性がある限り諦めるわけがない。矢野阪神1年目の集大成を見せる。

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