【どすこい異才多彩】音大進学考えた「ピアノの天才」友風…高校進学が転機、兄弟子・嘉風との出会い(スポーツ報知)

出典元:姪と得意のピアノを弾く友風

◆大相撲秋場所4日目 ○貴景勝(押し出し)友風●(11日・両国国技館)

 令和元年最後の東京開催、大相撲秋場所は序ノ口から熱戦が続いている。番付に関係なく土俵を沸かせる力士たちは、幼少から相撲道を歩んだエリートばかりではない。スポーツ報知では「どすこい異才多彩」と題して、意外な経歴を持つ力士を随時掲載で紹介する。初回は、小学生時代に「ピアノの天才」として騒がれ、一時は音大進学を目指した若手有望株の幕内・友風(24)=尾車=。

 初の上位総当たり場所4日目、大関復帰を狙う貴景勝に押し出された。日本中が注目した一番に敗れて「相手が強かった…」と悔しさを押し殺した。

 先場所、殊勲賞を初受賞した若手有望株は、相撲とは違った道の天才と呼ばれたこともあった。川崎市立宮前小の音楽担当の先生が、ピアノやシンセサイザーの鍵盤を華麗に操る姿を見て、母・奈美さんに「将来、音大に進ませてみたらどうですか」とアドバイスした。

 祖父宅にあった奈美さんのピアノが原点だ。自然と鍵盤に向き合うようになり、週1回の家庭教師と毎日の猛練習で上達。小学6年の時には運動会の応援歌の公募があり見事、採用された。富士見中では3年間、合唱コンクールの伴奏を務める人気者だった。

 3人きょうだいの長男。友風は奈美さんへの感謝の気持ちを決して忘れることなく、2人の妹にも愛情を注いできた。その優しさが太い指から想像もできない音色を醸し出している。転機は神奈川・向の岡工高に進学してからだ。相撲部に入部、高2の全国選抜高校相撲弘前大会では決勝で鳥取城北高の逸ノ城(湊)に敗れたものの、準優勝の実績を残した。高校時代の恩師の紹介で兄弟子・嘉風と知り合った。

 喜怒哀楽のそばにいつもピアノがある。よく披露するのはテオドール・エステン(ドイツ)作曲の「人形の夢と目覚め」というピアノ曲。「あの曲は難しいそうに聞こえますけど実は簡単なんですよ」とドヤ顔。相撲でもピアノでも“魅せるテクニック”を持っている。(今関 達巳)

 ◆友風 勇太(ともかぜ・ゆうた)1994年12月2日、神奈川・川崎市生まれ、24歳。神奈川県立向の岡工業高から日体大を経て尾車部屋に入門。初土俵は17年夏場所。今年の名古屋場所では序ノ口から史上2位タイの13場所連続の勝ち越しを決め、横綱・鶴竜から14場所目での金星は史上最速記録となった。185センチ、181キロ。

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