出典元:2回2死一、二塁、清水大成が先制の左前適時打を放ち、手をたたいて喜ぶ履正社・岡田龍生監督(カメラ・渡辺 了文)
◆第101回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 履正社7―3津田学園(13日・甲子園)
【写真】初戦154キロの星稜・奥川は、鬼門2回戦ベンチスタート…パン職人指揮官&京アニ応援歌の立命館宇治が2勝目狙う
7日の1回戦・霞ケ浦戦で大会タイ記録となる1試合5本塁打を放った履正社(大阪)が、本塁打こそなかったが12安打7得点と強力打線は健在で、津田学園(三重)を破って3回戦進出を決めた。先発した左腕の清水大成投手(3年)は、9回143球、9安打3失点で完投。津田学園の最速152キロ右腕・前を打ち崩して2回戦を突破した。履正社・岡田監督の試合後の一問一答は以下の通り。
―好投手・前を攻略しての勝利
「先頭の桃谷がキチンと振ってくれたのであれで勢いづいたかなと思います」
―事前にはどんな指示を出していたか
「非常にストレート、変化球ともにレベルの高い投手ですので、打つ球と見逃す球を、キチンと分けていこうと。コーチもだいぶ色々データを取って指示を与えてくれたと思います」
―初回に先頭・桃谷が放った二塁打は大きかったか
「もう少しでホームランかなと思ったんですけど、本当によく打ってくれたなと。あれで勢いづいたと思います」
―コンパクトなスイングも目立ったが、打線の力は
「今日は特にオーバースイングにならないように、強くバットにボールをぶつけろと今日までやってきたので、本当に子供らは練習通りの成果を出してくれたなと思います」
―2巡目以降は長打も出た
「フルスイングしていますのでキチンと捉えれば十分、頭は越すんじゃないかなと思っていたんですけど」
―センバツから夏にかけての成長か
「(センバツで星稜の)奥川君と対戦させて頂いて(3安打17三振で完封負け)トップレベルの選手がこうだというのを子供らも肌で感じて、それに対してここまで取り組んできた成果かかなと。春よりは個々が成長してくれているなと思います」
―先発・清水は粘り強く投げた
「初戦はどうしてもちょっと力んで突っ込み気味でしたけど。今日はピッチングコーチとちょっと修正してきましたのでね。だいぶマシになってきたかなと思います」
―ピンチでも大量失点がなかった
「そこが大きかったですね。エラーもなかったですし。点を取られるのは仕方ないと。しかし『無駄なランナーを出さないように』と言っていた」
―3回戦進出で夏の最高成績に並んだ
「なんとか一戦一戦全力で、子供らにも『とにかく1試合ずつ勝っていくと甲子園は楽しいぞ』という話しをしたので、彼らも次に向けて十分調整してやってくれるんじゃないかなと。私はベンチで見ているだけなんですけど、子供らに思い切って甲子園で暴れさせてやりたいなと思っています」