花咲徳栄・中津原、ノーヒットノーラン!今春サイドスロー転向で花咲いた/埼玉(サンケイスポーツ)

出典元:左横手から投げ込む中津原。ノーヒットノーランを達成した (撮影・赤堀宏幸)

第101回全国高校野球選手権大会(18日、県営大宮ほか)第101回全国高校野球選手権大会の出場を懸けた地方大会は18日、各地で試合が行われた。埼玉大会3回戦で、花咲徳栄の先発左腕・中津原隼太投手(3年)が正智深谷に対して、ノーヒットノーランの快投で9-0の勝利に貢献。5年連続となる夏の甲子園出場へ、順調に勝ち上がった。北北海道大会では、旭川大高とクラークが決勝に進出。19日に全国で代表一番乗りが決まる。

 もう“打高投低”とは呼ばせない-。九回2死、カウント3-2。花咲徳栄の左腕エース・中津原が最後の力を振り絞った直球で空振り三振を奪うと、県営大宮球場にはどよめきと歓声が巻き起こった。

 「真っすぐをアウトコースに投げていけた。三回ぐらいから『(無安打無得点が)いけるんじゃない』といわれてきても意識しないように内野ゴロを、と思っていた」

 9回無安打無失点で11奪三振。変則の左サイドから最速128キロの直球にスライダー、カーブ、フォークボールを交えた丁寧な投球で、昨夏の北埼玉大会8強の正智深谷を相手にノーヒットノーランを達成した。埼玉では、2015年に朝霞・田頭大希投手が富士見戦で記録して以来、史上24人目の快挙となった。

 野球人生を懸けた大胆な“モデルチェンジ”が功を奏した。中津原は今春まで最速140キロの左本格派だった。サイドスローに転向したのは4月29日。春季県大会の準々決勝で東農大三に3回2失点でチームも敗れ、母校のブルペン入りし、岩井監督の提案で腕を下げてみた。そこから約3カ月。快投を演じるまでに新投法を習得した。

 フォーム固めに徹底したのは基本のキャッチボールだ。横手で遠投を繰り返したという。最初は戸惑いもあったが、次第に腕が振れるようになった。スライダーは横に鋭く曲がり、直球も打者の手元で微妙に動くようになった。女房役の菅原も「本当の真っすぐは何球か。ちょっとずつ球が動く」と証言する。

 17年夏の甲子園初優勝した花咲徳栄は6試合連続で2桁安打を記録するなど、強打のチームだったが、今年の売りは中津原、和田、高森の強力な左腕トリオだ。岩井監督も「記録のためにやっているわけではないが、ノーヒットでは代えられない」とうれしい悲鳴をあげた。5年連続の聖地へ、大記録達成で常連校の勢いが増した。

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