【中京記念】プリモシーン、8馬身ちぎった!(サンケイスポーツ)

出典元:栗東で調整中の関東馬プリモシーン。福永騎手も好感触を伝えた(撮影・岩川晋也)

中京記念の追い切りが17日、東西トレセンで行われた。栗東では、6月末から滞在している関東馬プリモシーンが、CWコースでの併せ馬で好時計を叩き出して好仕上がりをアピール。調教評価でただ一頭、最上級の『S』を獲得した。グルーヴィットは坂路での併せ馬でパワフルな動きを披露。クリノガウディーは坂路単走で確かな伸びを見せた。

 3度目の重賞制覇を意識できる仕上がりだ。プリモシーンがハロー掛け(整地)直後のCWコースを疾走。薄曇りの空を忘れさせる爽快なモーションだった。

 「うなっていて、いい感じ。体のバランスが整ってきた。近2走にくらべてもいいかも」

 先週12日に続いて騎乗した福永騎手が満足げな表情を浮かべる。最終追いはディロス(2勝クラス)との併せ馬。リズムを守りながら運ぶと、直線は文句なしの俊敏な反応で、ラスト1ハロン11秒9でフィニッシュ。牝馬とは思えない力感あふれる走りで僚馬を8馬身も突き放した。全体時計も6ハロン78秒2の好タイムで、調教評価は最上の『S』だ。

 美浦のWコースが改修工事のため、中間は栗東に滞在して調整。到着して間もない頃は環境の変化に戸惑っていたが、「だいぶ慣れてきましたね。カイバ食いが戻りましたよ。息の方も良くなってきました」と担当の楠助手が笑顔を見せる。皮膚に張りがあり、体はフックラ。落ち着きもあり、好ムードが漂う。

 前走のヴィクトリアMはクビ差2着。牝馬限定とはいえGIで勝ちに等しい内容で、ポテンシャルの高さは疑いようがない。2走前のダービー卿CTも2着と、牡馬相手にも決め手は十分に通用する。

 昨年8月の関屋記念を制した夏に強い牝馬。仮に速い時計の決着になっても心配ない。近2走より0・5キロ重いハンデ55・5キロは初めて背負う斤量だが、馬体重が500キロ近くあるタイプだけに問題はないだろう。

 福永騎手も「道悪は合わないけど、そこの次元は超えてほしい。(軽さが武器の)ディープの牝馬らしくないし、パワフルになっているからね」と力を込める。

 昨年のフェアリーS、関屋記念勝ち馬で、今回のメンバーなら格も上。秋の大舞台を見すえるためにも、しっかりと勝ち切る。  (宇恵英志)

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