福留が代打で執念同点2点打!九回2死土壇場一撃で阪神救った(サンケイスポーツ)

(セ・パ交流戦、オリックス5-5阪神=延長十二回規定により引き分け、3回戦、オリックス2勝1分、16日、京セラ)父の日に光る、魂のひと振り! 阪神は2点を追う九回2死一、二塁から、代打の福留孝介外野手(42)が千金の2点二塁打を放ち、オリックスと延長十二回、5-5で引き分けた。負ければ4連敗&関西ダービー3タテという危機をベテランが救い、18日からは交流戦最後の6連戦。この執念ドローを、再ダッシュへの力に変える!!

 伸びろ! 越えろ! 入れッ!! 虎党の叫びを浴びながら白球が飛び、ドスンという鈍い音とともに中堅フェンス上部を直撃した。これぞ、大黒柱。福留が、瀕死の虎をよみがえらせた。

 「勝てればよかったんだけど、周りの選手も踏ん張ってくれて、こういう試合になったんでね」

 延長十二回、4時間48分の執念ドロー。勝てなかった。だが、負けなかった。0-5の一方的な展開から七回に3点を返し、迎えた九回2死一、二塁。「代打・福留」のコールに、京セラドームが沸き上がった。

 右ふくらはぎの筋挫傷から11日に復帰したばかりで2試合ぶりのベンチスタートも、役者が違った。カウント3-1からストッパー増井の高め148キロを一閃。二塁上で人さし指を突き上げた。

 負ければ4年ぶりの関西ダービー同一カード3連敗の危機だった。矢野監督も「孝介(福留)が助けてくれた。勝ちに等しいと思う」と大絶賛。そしてベテランの今季交流戦初安打は、日米通算500二塁打という節目の一打となった。

 「長く続けていたら、こういうこともある。(500という数字は)あんまりよくわからないけど、数字は後からついてくるものだから」

 謙遜したが、イチロー、松井稼頭央に続く3人目の大台。NPBだけでもロッテ・福浦を抜いて歴代単独17位(389二塁打)となり、現役では頂点に立った。

 「(記録に関して)1つずつ積み重ねていくことができれば、ね」

 二塁打に憧れて、野球人生を始めた。鹿児島で過ごした少年時代、宮崎で中日のキャンプが行われていることを知り、父・景文さんに連れていってもらった。グラウンドを眺めると一番“大きく”見えたのが173センチながら鋭い打球を放つ立浪和義だった。「野球って体じゃないんだ」。基本は下半身の強さ。NPB最多487二塁打を誇る“ミスター二塁打”から学んだものが今もある。

 父の日。今も芋焼酎のお湯わりを片手にCS放送で試合観戦する景文さんは、メモリアルの瞬間を見逃してしまったという。「2点差で負けるかと思っていたよ…。打った? たまたまだろ?」と笑う。「父の日のプレゼントなんか、ないよ。今はよ、体のあちこちが痛いから調子が悪いだろうけど、そのうち元気にやってくれると思うよ」。景文さんからのエールが、すべてだった。

 「たまたま俺が打っただけ。みんなが踏ん張ってくれたから」

 福留はチーム一丸を強調した。首位広島、2位巨人が勝ち、半歩後退も、全員でつかんだドローを必ず次につなげる。18日の楽天戦の舞台は中日入団時の監督だった故星野仙一氏(享年70)の故郷・倉敷。歴史を刻み続ける福留が連敗を止め、白星を捧げる。

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