川井梨、伊調撃破Vで東京五輪へ望み!代表争いは7・6プレーオフへ持ち越し/レスリング(サンケイスポーツ)

出典元:川井梨(左)は強い気持ちで伊調に立ち向かった。プレーオフで世界選手権代表争いに決着をつける (撮影・川口良介)

レスリング・全日本選抜選手権最終日(16日、東京・駒沢体育館)世界選手権(9月、カザフスタン)代表選考会。女子57キロ級決勝で2016年リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=が、昨年の全日本選手権覇者で五輪5連覇を目指す伊調馨(35)=ALSOK=を6-4で破った。五輪金メダリスト同士による代表争いは、プレーオフ(7月6日、和光市総合体育館)に持ち込まれた。

 残り2秒。川井梨は伊調の繰り出す渾身のタックルを必死にかわした。金メダリストの意地と意地がぶつかりあった決戦を2点差で制すと、うれし涙を流した。

 「勝ったことがうれしい。この半年、苦しい思いをして練習してきた。少しは自分の中で得るものがあったと思う」

 宿命のライバル対決を制した。互いに手の内を知り尽くす五輪女王対決。1-0で第2ピリオドを迎え、40秒すぎだった。川井梨がタックルを決め、伊調の右足首をとらえた。5-0と差をつけた。残り1分30秒でタックルを食らい、3点差。残り3秒を切り、1点差に詰め寄られたが、伊調の猛攻を場外に出ながらしのいだ。最後は伊調の求めたチャレンジが失敗し、川井梨に1点が与えられ、6-4で逃げ切った。途中で両者が激しく場外の看板にぶつかる場面もあった死闘に終止符を打った。

 「全部投げ出そうと思うこともあった。自分一人なら辞めていた。思っている以上に応援してくれる人がいた」

 世界選手権(9月、カザフスタン)代表争いの第1ラウンドとなった昨年12月23日の全日本選手権決勝。伊調に、残り10秒から逆転された。試合直後、どん底にいた川井梨は、母の初江さんに「レスリングを辞めようかな」と打ち明けた。3歳下の妹で、ともに来年の東京五輪出場を夢見てきた62キロ級の友香子(至学館大)に「しばらく練習に行きたくない」と初めて漏らした。

 年が明けても引きずり、マットから離れたが、「ずっと友香子と一緒に出る目標を掲げている。最後まで頑張る」。1月中旬、自身の敗戦を自分のことのように涙を流して悔しがる妹の姿を思い返し、再びマットにあがる決意をした。

 2016年リオデジャネイロ五輪女子63キロ級の女王は、姉妹で代表の1枠を争うことを回避するため、1階級下げて伊調の君臨する57キロ級に主戦場を移した。目標は友香子との東京五輪での姉妹Vだ。

 パワハラ問題を経て、至学館大の学外コーチとしてOGの川井梨らへの指導を再開した栄和人氏(58)も見守る中、伊調を撃破した。約3週間後に最終決戦を迎える。川井梨は「試合直後はうれしかったけど、もう一つ勝たないと意味がない」と気持ちをすぐに切り替えた。運命の「7・6」。一度は諦めかけた東京五輪に向け、今度もライバルを倒すだけだ。

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