【日本ハム】中田、決勝の9号2ラン「いいところで打てた」(スポーツ報知)

出典元:3回2死一塁、決勝弾を左中間席にたたき込んだ中田(左から2人目)

◆日本ハム11―2楽天(23日・札幌ドーム)

 日本ハムの中田翔内野手(30)が決勝の9号2ランで、チームを連敗脱出に導いた。10日、西武戦(札幌ドーム)以来、10試合ぶりのアーチ。チームの連敗は4でストップ。投げては先発・杉浦が5回4安打1失点と好投し2勝目。打線も13安打で今季4度目の2桁得点と爆発し、負の連鎖を断ち切った。

 久々の感触が全身を突き抜けた。中田は打った瞬間、スタンドインを確信した。1―1で同点の3回。2死一塁から、真ん中高め134キロの直球。うっぷんを晴らすよう左中間席中段にたたき込んだ。10日の西武戦(札幌ドーム)以来、10試合ぶりの2ラン。「少しボール球だったけど思い切っていった。同点に追いつかれて、早めに次の点が欲しかったから、いいところで打てたと思うよ」。無心の一撃が値千金の1本になった。

 今季は快調なスタートを切った。開幕戦で劇的なサヨナラ満塁弾。だが5月の月間打率は1割9分7厘と低迷。主砲の不振がブレーキになり、チームも5位に転落した。開幕戦の本塁打が「スカパー!サヨナラ賞」の3、4月度に選ばれた16日には「今の状態は本当にひどいので」と自虐的に話すほどだった。

 打ちたい理由もあった。21、22日には、地元・広島鯉城リトルシニアの国吉和夫事務局長(65)らが、応援に駆けつけた。背番号6を幼少期から知る国吉さんは「やっぱりチームのスーパースターやからね」とニコリ。だが中田が野球を始めた同チームは少子化の影響で、小学生チームは休部中。中学生13人だけで活動している状態だ。

 オフには毎年のように練習を見に行く背番号6。「子供も少なくなっているのは事実だからね。しょうがない。でも(なくなって欲しくない)そういう気持ちは少なからずある」。故郷の野球少年たちの夢を背負って、中田は今日も打席に立つ。(秦 雄太郎)

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