【DeNA】連敗10で止めた!昇格即2番の石川が脱出弾(スポーツ報知)

出典元:石川の勝ち越し弾でガッツポーズをするラミレス監督(中央、左は青山コーチ、右は坪井コーチ=カメラ・中島 傑)

◆巨人3―5DeNA(29日・東京ドーム)

 DeNAが巨人を逆転で下し、連敗を10で止めた。今季初昇格となった生え抜き15年目の石川が2番で先発すると、8回に2年ぶりの一発となる勝ち越し2ラン。スタメンに抜てきしたラミレス監督の期待に応えた。

 時代をまたぐ前に、トンネルの出口を探し当てた。連敗を「10」で止めたラミレス監督は、選手、コーチ、スタッフ、そしてファンと忘れかけていた喜びを共有した。4月14日の広島戦(マツダ)以来15日ぶりの勝利。本来の笑顔を取り戻し、実感を込めて切り出した。

 ラミレス監督「ものすごい悪い夢を見ていて、今やっと起きた感じがする」

 救世主は今季初昇格の石川だった。8回、大和の適時打で同点とし、なお2死一塁。初球を右翼席にたたき込んだ。この日3安打目は自身2年ぶりのアーチ。会心の1号2ランで連敗地獄に終止符を打った。チーム日本人野手最年長の生え抜き15年目。誰よりチームを知る男に、万雷のタケヒロ・コールが降り注いだ。

 石川「あの1本で(連敗を)止められて本当にうれしい。何とか流れを変えたかった。チームの役に立ちたかったけど2軍にいたらそれができない。やるべきことをしっかりやれば、呼ばれた時に結果が出ると信じてやってきました」

 指揮官のモチベーターとしての一面が“脱出弾”を引き出した。「連敗を抜け出すため」と6選手の入れ替えを断行。キャンプから2軍だった石川を昇格即「2番・二塁」で先発起用した。今季4戦4勝の山口に対し、17年は3打数2安打。データに加え、06年から11年間同僚だった右腕との対戦で士気高揚を狙った。

 ラミレス監督「長く一緒にやってきて、対山口のモチベーションが高いと思った。絶好調の投手を攻略するには一番の方法と考えた」

 6連敗を喫した翌日、24日阪神戦(横浜)前のミーティングでは、過去の劇的な勝利を集めた動画を流した。放映後には全員にガッツポーズを促した。選手のやる気を引き出す指揮官の一手一手が、ようやく実った。

 苦心の末の白星で就任4年目のラミレス監督は権藤博氏に並び、球団5位タイの通算219勝目。「これで選手、ファンのモチベーションも高くなる」と1勝の価値をかみ締めた。30日からはヤクルト3連戦(横浜)。地獄を見たラミレスDeNAが、平成最後の戦いも制し、令和で一気の逆襲に転じる。(宮脇 央介)

 ◆石川 雄洋(いしかわ・たけひろ) 1986年7月10日、静岡県生まれ。32歳。横浜高では涌井(ロッテ)と同級生で、2年センバツ準優勝。3年夏8強。04年ドラフト6巡目で横浜入団。09年から正二塁手に定着し、10年には遊撃手として打率2割9分4厘、36盗塁をマーク。12年から14年まで主将。183センチ、78キロ。右投左打。年俸4500万円。

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