【巨人】原監督、阿部の一塁解禁!5回無死満塁から3連続代打で3点、執念タクトも逆転負け(スポーツ報知)

出典元:5回無死満塁、代打・阿部を告げる原監督(中央=カメラ・泉 貫太)

◆巨人3―5DeNA(29日・東京ドーム)

 巨人は不安のリリーフが打たれ、10連敗中のDeNAに逆転負けを喫した。1点リードの8回、4番手の宮国が先頭への四球をきっかけにピンチを招き、大和に中前適時打、石川には右越えへ2ランを浴びた。だが、1点を追う5回無死満塁の好機では代打・阿部を送り込み、3連続代打で一度は逆転するなど、攻めのタクトも際立った。30日は平成ラストゲームとなる中日戦。勝利への執念を胸に白星を飾り、新時代を迎えたい。

 白球が右翼席へ飛び込むと、宮国は崩れ落ちるように片ひざをついた。8回、大和の適時打で同点とされ、なお、2死一塁。石川に1号勝ち越し2ランを浴びた。「勝っていた場面だったし、チームも連勝して勢いがあったのに申し訳ないです」。痛恨の逆転負けに、右腕は肩を落とした。

 指揮官は攻めのタクトで、試合をひっくり返した。打線は初対戦となるルーキー・上茶谷の前に4回まで無得点と沈黙。1点を追う5回、安打と連続四球で無死満塁と好機を作った。「数少ないチャンスになるだろう」。原監督が早めの勝負を仕掛けた。代打・阿部だ。最大の切り札が空振り三振に倒れても、手を緩めない。代打・大城の押し出し死球と、代打・石川の遊ゴロの間に1点を奪った。執念の3連続代打で逆転を果たすと、坂本勇も投手強襲の適時打で続き、3点をもぎ取った。

 攻めのタクトは続く。「あそこで守りに入ることはチームにとってマイナスだと思った」。6回の守備から阿部をそのまま一塁へ入れ、岡本は三塁、ビヤヌエバを二塁に回す超攻撃的布陣を敷いた。まだ攻める、というメッセージをチームに送った。その回、2死一、二塁から飛び出した陽のダイビングキャッチも、隣り合わせのリスクを冒して勝負に出たからこそ。守り切るために、全員で攻め続けた。そのはずだった。

 だからこそ、救援陣で失点した野上と宮国に攻めの姿勢が見られなかったことを、原監督は残念がった。「自分の精神状態がどういう位置づけで戦っているのか。戦う前は(気持ちの面で)勝っていないとね。もし仮に、逆のことを考えているようでは、やっぱり勝負師ではない」と指摘。野上は1死から連続四球、宮国も先頭への四球がきっかけ。失点を怖がり過ぎ、前者は力み、後者は腕が振り切れなかった。「周りから見ても、自分としても(腕が)振れていなかったと思います」と宮国は猛省した。

 執念のタクトも実らず、チームの連勝は2で止まり、貯金は再び7となった。試合後、原監督は宮国と話し合い、勝負の鉄則を再び再確認させたという。「前向きにいって、どっちに出るのか、というのが勝負。どこか前向きに見えないような感じだと悔いを残す」と若大将。持てる力の限りを尽くして打たれたのならば、相手をたたえるべきで、その悔しさを糧にまた精進すればいい。だが、それは勝負できていたのかが前提。日々、悔いのない準備を怠らず、成長につなげなければならない。(西村 茂展)

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