大谷、MLB100年の歴史変えた!「二刀流」新カテゴリー“大谷ルール”(スポーツ報知)

出典元:寒そうにしながらグラウンドを歩く大谷

【テンピ(米アリゾナ州)=安藤宏太】エンゼルス・大谷翔平投手(24)が、100年を超すメジャーの歴史を動かした。米大リーグ機構と大リーグ選手会は14日(日本時間15日)、両者の間で合意した新ルールを発表した。20年からは「投手」「野手」に続く第3のカテゴリーとして、二刀流を示す「Two Way Player(ツーウェー選手)」が加わることになった。公式戦に出場できる25人枠は26人に拡大。投手と野手の人数は、各13人に制限されることとなる。“大谷ルール”とも言えるこれらは、一体どんな仕組みなのか。

 二刀流が、ついにメジャーで正式に認められた。大谷は1年目の昨季4勝、22本塁打、2割8分5厘で新人王を受賞した。その活躍がルールさえも変えた。来季から新たに「Two Way Player」という登録が可能になる。

 これに伴い、来季のメジャーには大きく分けて「投手」「野手」「二刀流」という3つのカテゴリーが誕生。同時に「野手」の登板は延長戦もしくは6点差以上ついた試合でしか投げられなくなる。一方、「投手」「二刀流」は従来どおり何試合でも登板できる。大谷は先発能力があるだけに「野手」での登録はあり得ない。

 「二刀流」での登録にも一定の条件がある。前年か、その年に「投手で20イニング以上」を投げ、なおかつ「打者で20試合に先発し3打席以上に立つ」ことが必要となる。今季の大谷は、右肘手術の影響で打者に専念するため、来季はまずは「投手」として開幕。打席にも立ち、マウンドでも投げ、条件クリア後に投手から登録を切り替えることになる。ちなみに昨季にあてはめると、投手で4月24日、打者で5月19日に条件を満たした。

 もう一つ注目すべき変更点は出場選手登録の人数だ。20年からはベンチ入り枠が1人増の26人となる。複数の米メディアによると、この内訳にも規定が設けられ、「投手、野手13人ずつ」に限定される見込みだという。

 これら3つのルール変更を総合的に検証すると、大谷が規定をクリアするまではエ軍にとって厳しい戦いを強いられそうだ。例年、先発ローテを通常より1人多い6人で回しており、そうなるとリリーフ陣は7人だけと駒不足になる可能性が出てくる。ただし規定をクリアさえすれば、大谷を「二刀流」で登録したうえで、投手を13人に登録。大谷を加えた投手14人態勢で戦える。チームの浮沈は大谷の“登録”次第だ。

 大谷の存在なくしてはなかったであろう新ルール。オースマス監督も「投打で(大谷のように)パフォーマンスできればいいけど、どちらかが優れていたり、他の選手が優れているかも知れない。ケース・バイ・ケースになるだろう」と頭を悩ませた。

 エ軍内では大谷が先駆者として敬意を表され、特例で開幕から「二刀流登録」が認められるのではないかという声もある。そうならなくても、史上初の新カテゴリー選手となるのは間違いない。

 ◆発表されたメジャーの主な新ルール

 ▽今季から

 《1》イニング間の時間制限 テレビ中継がローカルの場合は2分5秒から、全米の場合2分25秒からともに2分になる。

 《2》マウンド回数 投手交代以外で監督、コーチ、選手がマウンドに行く回数が1試合6回から5回までに。

 《3》トレード期限 選手のトレード期間はこれまでウェーバーをかけてできた8月末を廃止し、7月31日に一本化。

 《4》球宴 ファン投票ではまず各チームで、各ポジション3人(外野は9人)の出場者を決め、その後さらに投票を行って先発出場メンバーを決める。また、ホームラン競争出場者の総額は250万ドル(約2億8000万円)となり、優勝者の賞金が100万ドル(約1億1000万円)に。

 ▽来季から      

 《5》登録枠 ベンチ登録枠が25人から26人に。

 《6》9月以降の枠 セプテンバー・コールアップと呼ばれる9月1日以降のベンチ入りが40人から28人に。

 《7》二刀流選手 野手は延長もしくは6点差以上でなければマウンドに上がることはできない。前年、もしくは当該年に投手で20イニング登板、打者として20試合に先発して3打席以上立てば「Two Way Player」となる。

 《8》投手のワンポイント禁止 リリーフした投手は最低3人と対戦するか、イニングを終えなければ交代することはできない。

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