ヤクルトの“新星”渡辺、逆転満弾!若松臨時C指導で目覚めた右の大砲(サンケイスポーツ)

出典元:4年目の渡辺(右)が八回に劇的な満塁弾。塩見(左)らチームメートにハイタッチで迎えられた (撮影・長尾みなみ)

ヤクルト春季キャンプ(11日、沖縄・浦添)ヤクルトは11日、今季初の対外試合となった韓国KIA戦(浦添)の八回に渡辺大樹外野手(21)に逆転満塁本塁打が飛び出し、5-3で勝利。球団OBの若松勉臨時コーチ(71)=サンケイスポーツ専属評論家=も注目する高卒4年目が大きな一発を放った。ベテラン揃いの外野陣に食い込むべく、まずは猛アピールに成功した。

 ガツンと激しいインパクト音をグラウンドに残し、白球は左中間スタンドで弾んだ。0-3の八回、2死満塁。渡辺が高めの直球を振り抜き、逆転のグランドスラムをたたき込んだ。

 「日頃からやってきたことを出せた。途中交代からアピールしていくしかない。きょうは打撃でアピールできたが、守備と走塁も大事にしていきたい」

 肌寒い曇天の下で21歳のあどけない笑顔がはじけた。2016年にD6位で入団。昨季初勝利を挙げた高橋や1年目に初打席本塁打を放った広岡ら同期に隠れ、スポットライトを浴びてこなかった渡辺がド派手な一発で高い能力を示した。

 4年目で初めて春季キャンプの1軍スタートをつかんだ。11年から臨時コーチとして指導する通算2173安打の若松勉氏も「肩があって足がある。打てるようになったら面白い存在」と注目し、今キャンプで熱血指導を続けている。

 右打ちの渡辺は、「小さな大打者」と呼ばれた若松氏から(1)左脇を開かない(2)右膝をボールにぶつけるイメージを-とアドバイスをもらった。「感覚がよくなりました。練習から打球が変わってきました」と早くも手応えをつかんでいる。

 千葉・専大松戸高では15年夏の甲子園に出場し、通算17本塁打を放った。大型内野手として期待され、プロ入りしたが出場機会を増やすために昨季から外野手に挑戦。今季は外野手登録に変更され、腹をくくった。

 座右の銘は『思い立ったが吉日』。食をテーマにした異色のバトル漫画「トリコ」(島袋光年)で知ったことわざという。「思ったことや、やりたいことがあったらその日のうちにやろうと心がけています」と語る実直な性格が実を結んだ。

 ヤクルトの外野は青木、バレンティン、雄平とレギュラー陣は万全だが、21歳の若武者も控えている。劇的な逆転満塁弾に若松氏も「打ったね。よかったよ」と目尻を下げた。走攻守で成長著しい渡辺が、一気にブレークを狙う。

【広告】

日本最大級のビデオオンデマンド

<U-NEXT>

無料トライアル実施中!




コメントは受け付けていません。