ヤクルト・小川淳司監督(61)が1日、沖縄・浦添キャンプ初日に目立った選手として、7年目右腕の田川賢吾投手(24)の名前を挙げた。
「皆、動きも良く、活気があった。(目立った選手は)投手で言うと田川。非常にボールに力があった。今後、楽しみかなと思う」
1メートル89の大型右腕は2014年に椎間板ヘルニアの手術を受け、育成選手も経験した苦労人だ。この日はブルペン入りして89球を投げ、「良いボールを投げる再現性を高めていきたい」と汗をぬぐった。
オフにはチームメートの小川、高橋とともに上原(巨人)の合同自主トレに参加した。2016年から続けており、「今回は『体はできてきている。どうやったら良いボールを投げられるかを意識しよう』と言っていただいた」という。
春季キャンプの課題とするのが、合同自主トレで改めて学んだキャッチボールの重要性だ。「キャッチボールを大切に。キャッチボールから1球も気を抜かないことが、このキャンプを通してやりたいことです」と前を向いた。