【シルクロードS】アンヴァル、あえて“スパルタ”パワフル登板!藤岡師「前走より絶対にいい」(サンケイスポーツ)

出典元:アンヴァルは中1週ながらしっかり追われた。GI出走のためにも、ここに全力投球だ (撮影・岩川晋也)

シルクロードステークスの追い切りが23日、東西トレセンで行われた。栗東では、アンヴァルが坂路で4ハロン52秒8。馬場が荒れた時間帯に好時計を出し、サンケイスポーツ調教評価は『S』。高松宮記念(3月24日、中京、GI、芝1200メートル)に向かうためにも、ハード調教で万全の態勢を整えた。美浦ではセイウンコウセイが『S』評価となった。

 先を見据えるからこそ、中1週でも攻めた。4歳牝馬アンヴァルが、迫力ある走りで好調をアピール。藤岡調教師は満足げな表情を浮かべた。

 「中1週ですが、(しっかりと)やりたい気持ちが少しあったので、良かったです。上がり(2ハロン)も24秒9なんで速い時計を出せました」

 ほとんどの馬が調教を終えた午前11時前に、坂路で単走。荒れた馬場をものともせずに、鞍上の軽い仕掛けに鋭く反応する。最後までパワフルに駆け上がり、4ハロン52秒8-12秒3をマーク。時間帯を考えれば申し分ない時計だ。

 前走の淀短距離S2着から、中1週での臨戦。牝馬だけに常識的には軽い調整だが、あえて“スパルタ”を課したのは、陣営が大舞台を意識しているからだ。

 「先のことを考えると、ここで結果を出したいからね。しっかりやっていった方が状態が上がってくるし、前走よりも状態は絶対にいい」と指揮官は力を込める。3歳以降では、オパールS(OP)の1勝のみ。GI高松宮記念に向かうためにも、確実に賞金を加算しておきたいところだ。

 2戦目の初勝利から、3連勝でオープン特別を制覇。3歳の春は低迷が続いたが、3走前に復活Vを飾ると、京阪杯でも0秒3差(4着)と重賞で見せ場を作った。2歳時にみせた好素質が、再び花開きつつある。

 「調子が良くない時期があったけど、ようやく安定してきた。体もしっかりしてきている。前走の6キロ増も成長分。今回も変わらない数字で出せますよ」

 目指すはスプリント界の頂点。そのためにも、重賞タイトルは譲れない。(山口大輝)

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