【エリザベス女王杯】クロコスミアの反撃かリスグラシューの悲願達成か(東スポWeb)

出典元:馬体に厚みが出てきたリスグラシュー

【エリザベス女王杯(日曜=11日、京都芝外2200メートル)東西記者徹底討論】JBC3競走の後は3歳&古馬の統一女王決定戦「第43回エリザベス女王杯」。「独創」荒井と「馼王」西谷が目を付けたのは、GIで4度の2着を数える馬と昨年の2着馬。悲願の先頭ゴールを飾るのは果たしてどっち!?

 荒井敏彦(東スポ):先週のJBC開催は率直に楽しかったよな。

 西谷哲生(大スポ):現地も盛り上がってましたよ。1週間を通して昨年の3倍以上は仕事をしましたけどね。

 荒井:仕事があるだけ幸せだろ。今回が何らかの布石になれば、さらにいいんだけどな。

 西谷:GIの複数開催ですか。売り上げの面で課題はあるかもしれないけど、通年開催をしている日本だからこそ、こういう興行も必要かと。

 荒井:たまにはいいこと言うねえ。1200メートルのJBCスプリントも面白かったし、スプリンターズSから転戦できるローテ。まあ、芝、ダートの転戦は評価が難しいんだけどな。

 西谷:ってことは条件が定着している今週のエリザベス女王杯なんて簡単ですか?

 荒井:そうは言ってない。アーモンドアイか、ディアドラが出走してくれば、簡単だったけど。

 西谷:頂上決戦というには少々寂しいですかね。しかも連覇がかかるモズカッチャンは府中牝馬Sを熱発で回避、紫苑Sを快勝したノームコアも回復に手間取って秋華賞をパス。このあたりをどう見るかですが…。

 荒井:ブンブン振り回す手もありってか。

 西谷:昨年2着の◎クロコスミアが反撃に出るって筋書きはどうでしょう。近走は全く結果が出ていませんが、京都記念(8着)は折り合いを欠いて失速、札幌記念(8着)はドバイ帰り、府中牝馬S(5着)は高速上がり決着と、結果を出せなかった理由はありますから。

 荒井:今回もペースが速くなりそうな気はしないんだけど。

 西谷:府中牝馬Sは大逃げの2番手。実質、スローで逃げたようなものだった割には我慢が利いて走れていたし、直線でも最後まで止まってはいませんでした。衰えは見せていないし、京都外回りなら岩田ジョッキー得意のイン突き炸裂があるんじゃないですか。

 荒井:オレは前進のイメージしか浮かばない◎リスグラシューで勝負だ。前走(府中牝馬S2着)は勝ったようなもんだろ。

 西谷:ディアドラに最後の最後で屈した感じ。ただ2着が“指定席”になってますから…。能力の高さは認めても、相手筆頭が妥当じゃないですかね。

 荒井:マイナス収支が指定席の人に言われたくないわ。東京遠征での12キロ増は夏を越しての成長を感じたし、上がり32秒6を叩き出したとなればGI制覇はもう時間の問題。モレイラに距離不安を問うのはナンセンス。気持ち早めのスパートでも持たせるだろ。

 西谷:アーモンドアイが抜けても3歳世代は精鋭揃い。中でもノームコアの紫苑Sは文句なしの強さでした。ラスト2ハロン11秒5―11秒2の加速ラップを余裕しゃくしゃくに突き抜けた内容はインパクト大。仮に秋華賞に出ていれば、間違いなく好勝負になっていたはずです。斤量54キロで、鞍上ルメールなら、不安より魅力のほうが大きいんじゃないかと。

 荒井:カンタービレも秋華賞が差しに回って3着なら、ここへの期待が膨らむ走り。ただ3歳馬に期待するのは分かるが、モズカッチャンの評価を落とし過ぎじゃないか?

 西谷:坂路の1週前追いがもうひとつでしたから。真っすぐ走れていなかったし、手応えでも格下に見劣っていては…。

 荒井:オレはなんだかんだで相手筆頭にしたけどな。あと長くいい脚が使えるコルコバードに注目している。本質的に小回りの札幌は合わないはずなのに、丹頂Sでは大事に乗って2着。3コーナーの下り坂から惰性でペースを上げられる京都外回りなら面白いんじゃないか。

 西谷:札幌といえば、レッドジェノヴァは素質を考えればWASJ(第2戦)がA評価ではなかったのはおかしいですよね。まあ、京都大賞典で“サトノダイヤモンドに肉薄”というフレーズが付くと、妙味はなさそうですが…。

 荒井:それよりフロンテアクイーンは牝馬同士なら不発はまずない。3連単には組み込んでおかないと。

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