大谷が抜けた日本ハム 若手投手陣の意識に大きな変化(東スポWeb)

今季の日本ハムは大きな問題を抱えながらの船出だった。投打の軸を担っていた大谷翔平投手(24)が大リーグ・エンゼルスへ移籍。その穴埋めが最重要課題となったが、当然容易なものではなかった。

 投手陣では上沢直之(24=11勝6敗、防御率3・16)とニック・マルティネス(28=10勝11敗、防御率3・51)が1年を通して活躍したが、有原航平(26)や高梨裕稔(27)、加藤貴之(26)などローテの一角を期待された若手投手が思ったような働きを見せられなかった。一方の打線も中田翔内野手(29)の復調や近藤健介外野手(25)の活躍、ドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(19)の活躍など明るい話題はあったものの、全体を通して貧打が目立ち、チーム打率はAクラス最下位の2割5分1厘に終わった。それでも「先発が粘り、少ないチャンスから得点につなげる」野球で勝利を重ね、下馬評を覆すリーグ3位の成績を収めた。

 大谷の穴を埋めるまでにはいかなかったが、収穫は間違いなくあった。特に若手投手陣の間では意識の変化が如実だったという。「上沢らは年少者の堀の面倒見係を決めてご飯に連れて行ったりと、それまで“面倒を見てもらう”側だった人間が後輩の面倒を見るようになった。有原も、昨年までは大谷の影に隠れているようなタイプだったが、今年は“自分が引っ張るんだ”という意思が見えるようになったね」。そう評価する高橋憲投手コーチは「若手選手の行動や言動などを見ていても、精神的な成長を見せたのは間違いない。あとはプロである以上、来年の結果につなげていってほしいね」と期待も寄せた。

 来季も続投が濃厚の栗山英樹監督(57)は「(来季に向けて)やらなければいけないことは山ほどある。足りないことばかり。自分がもし(監督を)やるのであればしっかり考えたいと思います」と力強く話し、すでに視線を来季へ向けた。

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