【大相撲秋場所】復調気配の稀勢の里に芝田山親方は「決めが欲しい」(東スポWeb)

出典元:猛稽古を終えた稀勢の里の背中は、土俵の土で真っ黒になっていた

ようやく復活気配――。大相撲秋場所(9日初日、東京・両国国技館)を控えた3日、8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が千葉・船橋市の二所ノ関部屋で一門の連合稽古に参加した。小結玉鷲(33=片男波)と相撲を10番取って9勝1敗。稽古後は「良かったです。力のある相手ですから。しっかり集中していきました」と納得の表情を浮かべた。

 玉鷲の立ち合いからの馬力は幕内でも屈指。この日は相手の強烈なノド輪を押し返して前へ出るなど、以前に比べれば相撲内容に力強さが出てきた。前日2日は出稽古で若手実力者の幕内阿武咲(22=阿武松)と胸を合わせた。7月場所前は下位力士と稽古をする日もあったが、今場所は連日にわたり“難敵”と稽古。新たな故障などよほどのことがない限り、出場に踏み切ると見ていい。

 一門の尾車親方(61=元大関琴風)は「5月、7月の稽古よりは全然いい。左が使えているから出足もいい」と復調を感じ取った様子。ただ、中途半端な立ち合いから土俵際まで押し込まれる場面もあるなど、まだ課題もある。芝田山親方(55=元横綱大乃国)は「右から抱え込む形になる。踏み込みから(攻め方の)決めが欲しい。左を差すのか、押すのか、右上手を取るのか」と指摘した。

 和製横綱は自ら進退をかけて臨む秋場所へ向けて「いい具合に稽古ができている。より厳しくやっていきたい」。残り1週間を切った本番までに、どこまで調子を上げられるか。いよいよ待ったなしだ。

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