ベイカー、負けた…悔しい銅(スポーツ報知)

◆ジャカルタ・アジア大会第14日(31日)

 柔道男子の優勝候補の2人が、相次いで金メダルを逃した。リオ五輪90キロ級金メダルのベイカー茉秋(ましゅう、23)=日本中央競馬会、は、韓国選手との準決勝で指導3つの反則負け。銅メダルは確保したが、悔しさをあらわにした。男子100キロ超級では連覇を狙った王子谷剛志(26)=旭化成=が、韓国選手との準決勝で不可解な判定で一発反則負け。規定により3位決定戦にも回れず敗退という、異例の結末になった。

 笑顔なき銅メダルだった。ベイカーは3位決定戦でウズベキスタンの選手から崩れけさ固めで一本を奪ったが、「金メダルしか狙ってなかったので悔しい」と、表情は曇ったままだった。

 大会に向けた8月上旬の延岡合宿中に左肩の鎖関節を痛めた。準決勝までは大きなテーピングを貼って出場。「実戦練習も避けて回復に専念し、できるだけのことはやったが不安もあった」と明かした。

 準決勝では韓国の選手相手に思うように技をかけられず、指導が3つ積み重なって反則負け。「今までの貯金で戦えるかと思ったが、甘くなかった」。2017年4月の全日本選抜体重別選手権で右肩の外傷性肩関節脱臼を負い、まだ復活途上。またも試練が降りかかった。

 連覇を狙った王子谷も、準決勝で韓国選手に立った姿勢で右肘をとり、関節技をかけたとして“一発レッド”の反則負け。男子の井上康生監督が猛抗議したが、判定は覆らなかった。「僕の感覚では(相手の関節を)きめていないが、そう解釈されたので受け止めたい」と王子谷。9月1日の混合団体には出場できるが、重量級のエース格2人が、まさかの結果に終わった。(太田 倫)

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