タカマツペア、日本勢48年ぶりの金ならず涙の銀(日刊スポーツ)

出典元:女子ダブルス高橋礼華(左)と松友美佐紀=2018年7月19日

<バドミントン:アジア大会>◇27日◇ジャカルタ◇女子ダブルス決勝

16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)女子ダブルス金メダルの高橋礼華(28)、松友美佐紀組(26=日本ユニシス)は0-2で中国ペアに敗れ、日本勢48年ぶりの金メダルはならなかった。

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激闘だった。第1ゲームは20-17から6連続失点で17-22で逆転され先取された。第2ゲームも出足から4連続失点と苦戦。それでもあきらめず粘りのプレーを展開。追いつくと一進一退の戦いを続けた。中盤11-13から5連続得点で16-13とリードを奪う。だが相手も粘る。17-18と逆転され、20-22と連取され敗れた。

試合後、2人の目には悔し涙が流れていた。高橋が「1ゲーム目に勝ちきれず悔しい」と言えば、松友も「この悔しさを次につなげたい」と必死に言葉をつないだ。

8月2日、世界選手権の3回戦で後輩の永原、松本組(北都銀行)にあっさりとストレートで敗れた。試合直後には「このままでは東京五輪にも出られない。考えていかないといけない」(高橋)と弱気な発言も跳びだした。

それから3週間。強い「タカマツ」が帰ってきた。2人を支えるのは五輪2連覇という確固たる目標だ。昨年12月、2人は話し合いの場を設けた。互いの存在が必要だと再確認し、「もう1度2人でやろう」と心を決めた。

さらに今年2月、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック」のフィギュアスケート男子羽生結弦の2連覇にも心を動かされた。「与えられた人しかできないことをできるんだと思うと『これはやるしかない。金とるしかない』という気持ちになった。すごく本当に感動して泣いたぐらい。こうやって自分も2人で金を取って、みんなが感動してくれる試合をしてくれればいいと心から思った」と高橋。東京五輪での連覇へ心にさらに火がついた。

金メダリストとなった2年前より「それぞれできることが増えている」と松友は言う。攻め方のバリエーションが増えるなど、タカマツは進化し続けている。

金メダルこそ逃したが、高橋は「今大会は良いプレーが多く満足」と気持ちを切り替えるように言った。リオ五輪金メダルペアとしての存在感は十分に発揮した。

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