マラソン男子 井上大仁が32年ぶり金メダル!「勝負に勝てたことが今後のプラスになる」 園田隼は4位(スポーツ報知)

出典元:男子マラソンでゴール前の大接戦を制し、金メダルを獲得した井上大仁は日の丸を掲げて喜んだ

◆ジャカルタ・アジア大会 第8日(25日)

 陸上の男子マラソンがブンカルノ競技場発着で行われ、日本勢は井上大仁(MHPS)が2時間18分22秒で1位、園田隼(黒崎播磨)が2時間19分4秒で4位だった。

 東京五輪をにらんだ夏のレースで、男子マラソン日本勢8大会ぶりの金メダルをつかんだ井上は「相手が想定より速く、最後まで我慢して走った」と振り返った。そして「勝負に勝てたこと、偉大な先輩たちの後を追い、ここまで来られたことが今後のプラスになる」と収穫を口にした。

 出場選手は21人。スタートの午前6時(日本時間午前8時)は気温26度前後。暑熱下で行われる真剣勝負は、20年8月の東京五輪に向けた試金石の位置づけ。選手達は水を含ませたスポンジで体をぬぐったり、ペットボトルを脇に挟んだりして、体温の上昇を防ぐ工夫をしながら走った。

 最初の10キロは先頭が33分46秒で通過。冬季の女子マラソンとほぼ同じ、かなりのスローペースで進んだ。10キロ過ぎからは持ちタイム上位の井上やバトオチル(モンゴル)らが交互にペースを上げて集団を引っ張り、徐々に先頭集団の人数を削っていった。

 20キロ以降も集団走が続いた。ハーフは先頭が1時間10分32秒で通過。25キロ過ぎには園田が積極的に先頭を引っ張る姿勢も見せた。30キロは先頭が1時間40分22秒で通過。井上は終盤のスパート合戦に備え、このタイミングで帽子をかぶった。先頭集団はペースアップし、井上、園田、バーレーン選手ら6人に。35キロの時点では井上、園田、バーレーン選手2人、中国選手の5人に絞られた。

 35キロは先頭が1時間55分57秒で通過。給水を行い、ラストスパートに備えた。37キロ付近でバーレーン選手が仕掛け、井上がすかさず後を追って先頭は2人になった。38キロ付近で井上が満を持してスパートし、バーレーン選手を引き離しにかかるが、相手もしぶとく食い下がった。40キロ過ぎまで並走を続け、勝負は競技場のトラックまでもつれ込んだが、最後の直線でかわし、井上がゴールに飛び込んだ。

 ◆井上 大仁(いのうえ・ひろと)1993年1月6日、長崎・諌早市生まれ。25歳。長崎・鎮西学院高から山梨学院大に進み、箱根駅伝に4年連続出場。4年時は主将として3区3位(総合9位)。卒業後、MHPS(長崎)入り。17年世界選手権は26位。今年2月の東京マラソンで日本歴代4位の2時間6分54秒をマークした。。165センチ、51キロ。血液型O。

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