【高校野球】高知商を3-1で下し8強の済美に吉兆(東スポWeb)

出典元:ベスト8進出を決めた済美ナイン

四国対決となった第3試合は済美(愛媛)が高知商(高知)に3―1で勝利。初出場で準優勝した2004年以来のベスト8入りを果たした。

 エース・山口直哉(3年)が1失点完投。愛媛大会からここまで全8試合を一人で投げ、今大会では3試合で414球を投げており「スタミナはつけてきた。(昨夏ベスト16の)先輩を超えることができた。次は全国制覇。完投、完封するつもりで投げる」と燃えている。

 そんな山口直を筆頭にノリノリの済美ナインだが、愛媛大会前にある出来事があった。5月の合宿で「地獄メニュー」と恐れられている練習グラウンドから久万高原までの往復60キロ以上のランニングでのこと。その途中、道路脇で何度もバランスを崩して自転車を倒し、まったく前に進むことができずに困っているおじいさんを発見したという。車にひかれる事故に遭っては大変とばかりに、ナインは「僕らが自転車を押します!」と申し出て、おじいさんを自宅まで送り届けたそうだ。

 実は2004年のセンバツで初出場初優勝した14年前の大会直前にも同じようなことが起きていた。練習を終えた帰りに橋から飛び降り自殺を図ろうとしていた人を、当時の部員が思いとどまるように説得し、命を救ったことがあった。

 当時、故上甲監督の下でコーチを務めていた中矢監督がナインの前で「今回もあの時と同じように人助けできたことは、このチームも今年の夏は何かあるぞ」と訓示。これにナインは「監督の言った“何かある”とはもちろん優勝ですよ。みんなで、そんなことが昔あったんだから俺たちも優勝できるぞ、って吉兆と捉えて盛り上がっています」と鼻息を荒くする。

 功徳を積んできた済美ナインが、14年前春Vの再現を果たそうと勢いに乗っている。

コメントは受け付けていません。