【マーメイドS】10番人気アンドリエッテがV 8年ぶり重賞Vの国分恭「一瞬の脚が速かった」(サンケイスポーツ)

第23回マーメイドステークス(10日、阪神11R、GIII、3歳上牝馬オープン国際(特指)、ハンデ、芝・内2000メートル、1着本賞金3600万円=出走15頭)国分恭介騎乗で10番人気のアンドリエッテが差し切って重賞初勝利。国分恭騎手は8年ぶりの重賞勝ちを果たした。タイム1分59秒1(良)。クビ差2着には9番人気のワンブレスアウェイが入り、1番人気レイホーロマンスは6着に終わった。

 やっと勲章に手が届いた。10番人気の伏兵アンドリエッテが、馬群から豪快に突き抜けてV。殊勲の手綱で重賞初勝利に導いた国分恭騎手も、笑みが絶えない。

 「内にこだわる競馬を考えていましたし、直線で脚を使えたらと。一瞬の脚が速かったです」

 直線の攻防に全てをかける作戦だった。スタートを決め、道中はラチ沿いの後方を追走。3コーナー手前から各馬が動き出しても我慢し、手応え十分に直線を迎えた。鞍上のゴーサインが飛ぶと、ため込んだパワーを一気に解放。メンバー最速の末脚(上がり3ハロン34秒4)で、狭いスペースを割って出てきた。

 「最後は力が入りましたね」と牧田調教師。スタンドから大声でのエールが実り、デビュー28戦目で悲願の重賞勝ちだ。「ようやくです。もっと早くにタイトルを取らせたかったのですが」とほおを緩めた。GIIIチューリップ賞2着など、あと少しで勲章を逃してきただけに、喜びは大きい。牧田師にとっては、5日に老衰で死去した師匠の中村好夫元調教師に届ける吉報。「後押しをしてくれたのかなと思います」と目を細めた。

 国分恭騎手は、2010年の府中牝馬S(テイエムオーロラ)以来、8年ぶり2度目の重賞V。51キロでの騎乗のため減量に励み、見事に応えた。

 「順調に体重を落とせたし、仕事ですから」。サラリと語る表情は誇らしげだ。「チャンスをいただき、結果を残せたので自信になります」と胸を張った。

 この後は、エリザベス女王杯(11月11日、京都、GI、芝2200メートル)を目標にローテーションが組まれる。待望のタイトル奪取に成功した先に、輝かしい大舞台が見えてきた。 (宇恵英志)

■アンドリエッテ

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