【みんなの反省会】重馬場をこなして進路も完璧だったサトノアーサー(サンケイスポーツ)

デスク エプソムCは雨で重馬場となった東京競馬場で行われて、2番人気サトノアーサーが差し切り勝ち。好スタートから6~7番手につけて、前の集団を見る形でした。関東競馬エイトの沢田知希トラックマン(TM)はどうみましたか。

沢田知希TM 後方からの競馬が続いていましたから、今回のような位置で競馬ができたのは大きかったですよね。大外枠だったぶん、行きたがって、鞍上の戸崎圭太騎手が抑えていましたけど。

デスク 直線でも馬場のいい外を通って、スペースもぽっかりあいていました。

沢田TM 何の不利もなかったですから、力を出せましたね。

デスク 3カ月ぶりのメイS(3着)を叩いてから、中2週で再び東京へ。それでも馬体重は前走時と同じで、仕上がりは良かったんでしょうね。

沢田TM 状態は十分、良かったと思います。追い切りは変わらずに走る馬ですけど、今イチ人気にならなかったのは、不良馬場の菊花賞で11着と大敗していたからでしょう。でも、菊花賞のような極悪馬場とは違って、今回は許容範囲だったということ。こういう馬場をこなしたことで、先は明るいですね。

デスク 1800メートル戦はこれで5戦2勝、2着2回、3着1回で、すべて馬券に絡んでいます。

沢田TM ただ、行きたがる面があるので、マイルの方が向いているかもしれませんね。

デスク となると、今後の目標は。

沢田TM マイルチャンピオンシップあたりになるかもしれませんね。

デスク それにしても、デビュー前から話題を集めていた馬がようやく重賞初制覇。

沢田TM これが(さらなる飛躍への)きっかけになればいいですよね。

デスク 2着は4番人気のハクサンルドルフ。4コーナーではまだ後方4番手でした。

沢田TM あまり気合が乗る馬じゃないですからね。

デスク 5走前に、同じ舞台で不良馬場だった甲斐路Sを勝っています。

沢田TM 渋った馬場は相当向いていると思います。時計のかかる馬場で、広いコース向きです。

デスク 1800メートル戦はこれで6戦2勝、2着1回。

沢田TM マイルから中距離が合っていますね。

デスク 3着は6歳馬で5番人気のグリュイエール。屈腱炎で2年1カ月ぶりの実戦だった前走の府中Sを制して、驚かされましたが、今度も勝ち馬と0秒2差と好走。馬体重はサトノアーサーと同様、プラスマイナスゼロでした。

沢田TM リーディング首位を突っ走る藤原英昭厩舎の管理馬ですし、(長期休養明け快勝の)反動はなかったですね。今回は勝ち馬を完璧にマークしていました。ただ、それで3着ですから、現時点では勝ち馬とは差があります。この馬も広いコース向きで、距離もこれぐらいがいいですね。

デスク 2~3歳時には重賞に5回出走しています。

沢田TM あとひと成長すれば、重賞でも楽しみですよね。

デスク 4着は3番人気のサーブルオール。1000万下、1600万下と連勝していた上がり馬です。中団につけていました。

沢田TM 追い切りの動きを見ても、パドックを見ても、具合は良さそうでした。他の馬がほぼ馬場のいい外に進路を取る中で、鞍上(クリストフ・ルメール騎手)は思い切ってインを突きました。具合の良さと鞍上の好判断で4着に来られたと思います。

デスク 1番人気のダイワキャグニーは14着。これまで全5勝を東京で挙げていて、そのうち3勝は1800メートル戦でしたけど。

沢田TM 馬場がすべてでしょう。進んでいきませんでした。それに状態の悪い内を通っていましたから、今回は参考外です。良馬場で見直したいですね。

デスク 沢田TMの本命だった9番人気のベルキャニオンは、先行して6着。

沢田TM 7歳馬で気性が安定してきたと思って本命にしましたが、折り合いの難しさが出ました。ただ、重馬場でしたし、見限れません。6着は健闘といっていいですし、馬は若いです。まだ追いかけますよ。

デスク 今回、特に取り上げたい馬はいますか。

沢田TM エアアンセムです。

デスク 8番人気で5着でした。道中は後方にいましたね。

沢田TM パドックでうるさかったですし、きれいな馬場が合っているとみていたのでダメかなと思っていたんですけど、想像していたより伸びてきました。5着で見直しましたよ。まだまだ重賞で出番があります。

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