中日・松坂が2勝目 G坂本勇のバットでプロ20年目初のマルチ安打(東スポWeb)

“平成の怪物”が投打で大暴れだ。中日・松坂大輔投手(37)が20日の阪神戦(ナゴヤドーム)に先発。6回3安打1失点の好投で2勝目を挙げれば、打ってもプロ20年目で初のマルチ安打を達成するなど“二刀流”の活躍を見せた。松坂の頑張りでチームも4位浮上。松坂が竜を勢いづけている。

 アクシデントの影響などみじんも感じさせない投球だった。「ここ何試合かでただ一つ信用できる」というカットボールを軸に、阪神打線を手玉に取った。6回3安打1失点。今季最多の7三振を奪う安定感抜群の投球だ。

 前回登板の13日の巨人戦(東京ドーム)では、3回途中に右ふくらはぎの強い張りで緊急降板。そこから初めて登板後に抹消せずに初の中6日でマウンドに上った。不確定要素だらけの登板が、フタを開ければ今季最高と言っていい内容だった。

 投球だけではない。この日、松坂が球場を最も沸かせたのは打撃だ。4回の第2打席、「振りやすかった」という巨人・坂本勇にもらったバットで阪神・才木の142キロの直球を見事に左前へ運び、日本では12年ぶりとなる安打をマーク。さらに5回の第3打席でも三遊間を破る安打を放った。マルチ安打はプロ20年目で初。「監督からも打撃を期待されて獲ってもらったので、やっと打てて良かった」と、入団テストに合格した際の森監督のジョークを逆手に取って爆笑を誘った。

 4月19日の阪神戦(ナゴヤドーム)では2回、同点に追いつきなお二死一、三塁と勝ち越しの好機で打席が回ってきた。しかし、結果は三ゴロ。この試合、7回2失点(自責1)と好投しながら負け投手となった。「チャンスで打てなかった悔しさがあるからだろう。毎日のように一人で打撃練習をしているのは知っている」と森監督は明かす。

 松坂の打撃には横浜高の後輩で、この日3安打2打点の活躍を見せた福田も「僕は開いてしまう。松坂さんのように閉じて打ちたい。リプレーを見て勉強しました」と心酔するばかりだ。

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