遠藤、小結1勝!調子は…ニヤリ「絶好調」/夏場所(サンケイスポーツ)

大相撲夏場所2日目(14日、両国国技館、観衆=1万936)人気の新小結遠藤(27)が豊山(24)を引き落とし、三役初勝利を挙げた。2横綱1大関はそろって2連勝。両横綱は2場所連続優勝を目指す鶴竜(32)が平幕玉鷲(33)を突き落とし、2場所連続休場明けの白鵬(33)は小結御嶽海(25)を上手投げで下した。大関豪栄道(32)は松鳳山(34)を押し出した。横綱、大関陣が初日から2日続けての安泰は平成28年夏場所以来2年ぶり。

 単純明快に割り切った。押されたら、押し返す。引かれたら、足を送ってついていく。遠藤が相手の突きに下から、下から腕をあてがって押し返す。左四つの型、まわしにはこだわらず前へ。最後は俵まで押し込んで、引き落とし。新三役、小結で初白星だ。

 「勝ったから良かったんじゃないか。(三役初白星は)いつもとかわらない…」

 支度部屋では淡々と受け流した。左膝半月板損傷などの大けが、左右の足首の負傷に悩まされ、3月の春場所を除く過去3度の前頭筆頭の番付で勝ち越すことができなかった。遠回りした末にたどりついた新小結の地位だが、感情は抑制する。

 しかし、4月の春巡業(東京・八王子市)で満面の笑みをみせたことがある。ふだんは横綱白鵬の髪を結う、宮城野部屋所属の「特等」床山の床蜂(63)から初めて大銀杏(おおいちょう)を結ってもらった。遠藤が昨年から熱望していたことが実現したのだ。「特等」は現在2人しかおらず、床蜂は北の湖、千代の富士ら5人の横綱の髪を結ってきた。

 床山が自身が所属する部屋、一門以外の力士の大銀杏を結うことは珍しい。遠藤は一流の技を肌で感じたい、という願望がかない「やっぱり違う。結ってもらっている間、背筋が伸びた」。携帯電話にはその写真を残す。そして、床蜂は遠藤の髪質をすぐに見抜いた。「珍しいくらい、水分が少ない」。節制している力士にみられる特徴だという。

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