阪神・金本監督、屈辱14失点爆敗に「わからん」連発(サンケイスポーツ)

(セ・リーグ、広島14-1阪神、7回戦、広島4勝3敗、11日、マツダ)ロサリオ? 打開策? も~、わからんッ! マツダスタジアムに乗り込んだ阪神は、広島に1-14と屈辱的大敗。3連敗で貯金をすべて吐き出した。投手陣が乱れ、打線も沈黙と見せ場すらなく、金本知憲監督(50)は試合後、「わからん」を連発。首位カープとは、はやくも4・5ゲーム差。このままでは離される一方だ。

 3時間5分、殴られっぱなしだった。高校野球なら10点差をつけられた五回でコールド負けだ。東京から4時間も新幹線に揺られ、たどり着いた広島で、木っ端みじんにやられるとは…。

 「ま、二回で終わったわね。見ての通りよ。答えようが…。何をゆうて欲しいんか、わからんけど、見ての通りよ」

 ベンチ裏の会見場に姿をみせた金本監督が、引きつった笑いをみせた。

 先発・能見が一回に3被弾など4回9失点。今季ワーストの14失点のワンサイドゲームだ。

 打線も元気なし。攻撃前の円陣も一度もなし。まだ太陽が沈まぬうちに怒りのピークは過ぎてしまったのだろうが、試合後には「わからん」を連発。3連敗で貯金0の苦境を、物語っていた。

 まずはロサリオだ。一回二死一塁で3球三振に倒れ、その後の3打席はチェンジアップ、直球関係なく、すべて初球打ちで二ゴロ、遊ゴロ、捕邪飛。8日の巨人戦(東京ドーム)で看板直撃の3号を放ってから、15打席連続無安打となった。

 状態について「わからん。本人にしか…」と首を振り、スタメン落ちなどリフレッシュさせる可能性も、「う~ん。わかりません。まだ30何試合…」と、自らに言い聞かせるようだった。

 13年ぶりのリーグ優勝を誓う就任3年目。次々と誤算が生じている。打率3割、30本塁打、100打点を期待した待望の助っ人4番が、まさか不振。スロースタートなのか、それとも実力か-。まさに、わからない。

 さらに4月下旬から上本&植田の新1、2番コンビで念願の機動力野球を体現したかと思えば、上本が5月5日の中日戦(甲子園)で左膝前十字靱帯を損傷し長期離脱。6盗塁を決めている植田はこの日、風邪による発熱で宿舎で静養に。12日の出場についても、「どうだろうな、わからん。ちょっと難しいかもわからんな、明日も」とつぶやいた。

 “植田ロス”と福留の積極的休養日が重なり、スタメン野手8人のうち打率1割台が4人(西岡、大山、俊介、梅野)並んだ。いや、並べるしかなかった。3試合連続で2得点以下。2軍で北條らが結果を出し始めているが、新たな起爆剤はあるのかを問われても、歯切れは悪かった。

 「まぁな…そりゃ…わからん」

 2分7秒の会見で「わからん」「わからない」というフレーズが実に5度。現役時代、壁にぶち当たれば強靱な精神力、人一倍の練習で乗り越えてきた金本監督。だからこそ、余計にもどかしいのだろう。八方ふさがりなのか。それとも、打つ手があるのか。

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