【東西現場記者走る】あるぞ!アドマイヤリード再び 須貝師デキ自信「今年の方がいい」(サンケイスポーツ)

東西サンスポ記者が、1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探る。ヴィクトリアマイルを担当する大阪サンスポの斉藤弘樹記者(38)は連載3日目、昨年の覇者アドマイヤリードに注目。目のけがの影響で一時は不調に陥った実力馬が1年ぶりの復活Vを飾れるか、その可能性を探った。

 火曜の午後から再び雨が降り始め、水曜も時おり雨がぱらつく、不良馬場での追い切り。3日目に注目したのは、昨年の勝ち馬アドマイヤリードだ。このレースは“リピーター”が非常に強く2013、14年にはヴィルシーナ、15、16年にはストレイトガールが連覇。データ的にも追い風が吹いている。

 朝一番の坂路に登場し、エレクトロニカ(1000万下)を2馬身ほど追走してスタート。道中は落ち着いた様子でゆったりとしたラップを刻むと、最後まで引っ張りきりの手応えでラスト1ハロン12秒1(4ハロン55秒9)で併入した。機敏なフットワークとしびれるような反応から、状態のよさが伝わってくる。須貝調教師も万全の仕上がりをアピールした。

 「先週に時計を出しているので、きょうは調整程度。いい感じに仕上がったよ。ひ弱さがなくなったし、今年のほうがいいくらい」

 昨年のこのレースの後は勝てていないが、敗因ははっきりしている。3走前の府中牝馬S(3着)で左目を外傷し、目標だったマイルCSを無念の回避。陣営の懸命なケアで完治したが、復帰戦の東京新聞杯(12着)は長期休養明けに加え、アイシールド(目を保護する馬具)が西日に反射して戸惑いがあった。

 前走のサンスポ杯阪神牝馬Sは直線でずっと狭いところに押し込められて4着。担当の小島助手も「上がってきてイライラしていたし、リード自身が一番悔しがっていました」と振り返るが、内容自体は大一番へ手応えを感じさせるものだった。

 香港・チャンピオンズマイルの招待を受けていたものの、辞退してここに出走してきたのも勝算があるからこそ。「ずっと歯がゆいレースが続いているので、1年ぶりの晴れ舞台でとにかく気持ちよく走らせてあげたい」という小島助手の言葉から、陣営の思いがヒシヒシと伝わってきた。

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