コバルトーレ女川の来季JFL入り決定 震災で1年間活動休止、町民も昇格喜ぶ(スポーツ報知)

日本フットボールリーグ(JFL)は6日、理事会を開き、全国地域チャンピオンズリーグ(CL)で初優勝した東北社会人リーグ1部、コバルトーレ女川の来季JFL入りを満場一致で決めた。

 クラブは同日、本拠地の宮城・女川町で記者会見を開き、会見場で決定の連絡を電話で受けた近江弘一社長(59)は阿部裕二監督(46)、MF黒田涼太(27)と固い握手を交わした。昇格に導いた指揮官は「目標を達成できて、ホッとした。ここからがスタート」と話した。

 女川町は、2011年の東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた。チームもクラブハウスが全壊し、1年間、活動を休止した。震災の翌年に入団した黒田は「がれきなどがあって、サッカーができる状況ではなかった」と振り返った。そんな状況にありながら、地域活性化を掲げるクラブは震災直後、給水タンクをトラックに積んで、水不足などに困窮した女川町を回り、水や食料を配った。町民の1人は「この小さな町(人口6656人)で頑張る彼らが優勝してうれしい」と話した。全国地域CL優勝後、女川町は横断幕を掲げてイレブンを祝福した。

 JFL監督はA級ライセンス以上が必要で、現在C級ライセンスの阿部監督は指揮を執れない。後任監督については未定という。

 「J」への大きな一歩を踏み出したコバルトーレ。19年には天然芝のサッカー場建設も計画している。20年のJ3ライセンス獲得を目指して、来季、新たなステージで躍動する。

コメントを残す